グアム旅行記3日目~学科試験~
学科試験を現地で受けることにした私たちに、
宅急便が届いたのは8月の終わりころ。
袋の中に入っていたのは、教科書と問題用紙が
人数分、それとDVDが1枚。
DVDは1組1枚しか与えられず、しかもレンタル。
見たら旅行の出発日までに宅急便で送り返せと。
返却遅れたら1日300円取るぞと。
DVDって、普通2時間くらいだろ、早く見て早く
返そう、と思って再生ボタンを押すと、レッスン1~5までの
5章構成。
とりあえず、第1章をはじめてみる。
基本、ダイビングの講習でどんなことするか、という
講習ビデオなんだが、いたるところにショートコント
(しかもアメリカンジョーク系)が入っていて、とにかく
長い。
1章がだいたい1時間弱。
それでもまじめに3章くらいまでは見たと思う。
そこから先は、半睡眠学習。
旅行の前日に、なんとかDVDを返すだけ返し、
当日答え合わせするから、というプリントを
30分くらいで終わらせるだけ終わらせ、
夏休み明けみたいな勢いで、なんとかここまで
やってきた。
しかし。
昨日はプリントを持っていったのに、MASAは
一向に答え合わせする気配なし。
宿題やり損。
でも。
昨日の講習終了後、MASAがふと思い出した。
「今日教科書持って来た?」
いや。怖いマネージャーにプリントは持って来いと
言われたが、教科書はいらないってはっきり言われて、
だから教科書はいまだにスーツケースの中だ。
あせった様子の私たちに、MASAがポストイットを
渡す。
「じゃあ、今からいうことをメモして。」
途端、MASAがいきなり丸暗記でページ番号を
唱え始めた。
「P12、P106、P42と49・・・、あと、計算問題は
できるようにしといてね」
なんて堂々とした山かけだ。
私たちはMASAがかけた山の通り、そこだけ音読して
就寝したのだった。
そんなこんなで迎えてしまった学科試験の時間。
大丈夫かこんな山掛けで。
ところで、これって、何問できれば合格なんだろう。
そんなことも知らずによくも試験なんて受けられるもんだと
自分で自分をあざ笑ってみる。
自習時間に、元テニサーインストラクターSAYAKAが
何でも聞けとできるおねいさん風を装っているから、
ためしに聞いてみる。
「これって何問できればいいんですか?」
意外にそんなことも知らずにやってくる者が結構いるのか、
SAYAKAは涼しい顔。
「ああ。50問中38問」
ついでに、またも山を教えてくれちゃったりする。
「あ。ジェスチャーが8問くらい出るよ」
だからさ、そんなはっきり教えちゃだめだって。
そうして配られたファイル。
「今日の試験はAです」
解答用紙を見ると、testA と testBの選択肢。
まさか、テストって2種類しかないのか。
驚いているうちにテストは始められ、スコールが
激しく降り始めた。
屋根はあるけどここは外。
うるさいよ、スコール。
全部選択式かと思いきや、ジェスチャーの8問は
記述式。
確実に覚えているのはOKとエア切れくらいなので、
あとは直感。
ここで5問くらい間違えてもまだ7問間違えられるしな。
このテスト、特に時間も決まっていない様子。
みんなが暇そうにし始めたところで、
「そろそろ終わろうか」とSAYAKA。
隣の人と答案を交換して、その場で答え合わせ。
あそこまで山を教えまくったら、さすがに落ちることは
なかろう。
案の定、全員めでたく合格し、臨時ライセンスをゲット。
ありがとうMASA。
ありがとうSAYAKA。
ありがとうOLちゃん。
ありがとう女相撲母子。
さて、旅行もあと1日か。
明日はどこに行こうかな。
でもそれはまた、次の話。


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