料理

2009年8月11日 (火)

父と夏休みの宿題とゴーヤーチャンプルー

それは料理に燃えていたあの1年前の夏。

やっぱりお盆に帰省した私は、母から
何か作るように言われ、夏休みの宿題として
とある料理を披露した

その料理は父曰く
「母が作るより美味い」ということだったのだが、
父は私を溺愛しすぎのため、そんな意見は
まったくあてにならない単なる贔屓目かと思われた。

・・・あれから1年。
そんなことがあったことすら、私はまったく
覚えていなかったのだが。

今年はお盆は諸事情で田舎に引きこもっている
訳に行かなくなった私は、一足早く、たった2泊
3日で帰省することになり、夏休みだというのに
やたらと空いているあさまに乗って田舎にたどり
着いたわけだが。

それは、たどり着いた日の夜のこと。

仕事から帰ってきた父は、テーブルの上に
並んだ料理たちを見て母に言った。

「あれ。取れたゴーヤーは?」

父は、100%、本日の夕食はゴーヤーだと
思っていたような口ぶりである。

「りぼんが帰ってきたんだから、ゴーヤじゃないのか」

そんな父の台詞に呼び起こされる、去年の
夏休みの宿題。

「あ。また私にゴーヤーチャンプル作らせる感じ?」

そんな父の台詞に母は淡々と答える。

「それは明日ね」

・・・かくして、またもややってきた、夏休みの
宿題
、ゴーヤーチャンプル作り。

次の日。
田舎で一人でお留守番なんて、ウイルスぶり!
と、午前中はひたすらドラクエの宝の地図を
制覇し続け、午後は妹のマンガ本を読み漁って
いたら、不覚にもワンワン泣いてしまった私は、
夕方、がんがんに昼寝をし、結局1年ぶりの
ゴーヤーチャンプルーの予習はまったくしないまま、
お夕飯作りタイムに突入。

「とりあえず、ゴーヤー切って」

と母に言われ、うろ覚えの中、なんとなく薄切りにし、
水につけておく。

・・・ってか、ゴーヤーチャンプルーの具って、
何があったっけ?

あれから1年間、ゴーヤーチャンプルーどころか
ほとんどしっかり料理をしていない私はもう
しどろもどろ。

かすかな記憶をたどって、豚肉と卵を冷蔵庫から
取り出したが、何かが足りない予感。

「豆腐じゃない?」

あ!豆腐!
ゴーヤーチャンプルーといえば、豆腐!

と、かなり手際悪い感じで豆腐を取り出し、
うろ覚えで水気を取って。

じゃ、いためるか、と思った私を、母は止めた。

「先に豆腐いためるんでしょ?」

思い出した。
その手順は去年私が料理教室で習ったのを
主張しまくったやつだ。

全部一緒にいためると豆腐の形が
めちゃくちゃになっちゃうから、ってことで
料理教室で教わった、「女子としての知恵」

そうだ。先に豆腐だ。
そして、豆腐の形が崩れないように、何らかの
お粉をつけて炒めたような・・・

「小麦粉!」

本当にあれが小麦粉だったかどうか、定かでは
ないのだが
、とりあえず粉といえばおそらく小麦粉。

私に言われるがまま、母が小麦粉を持ってきて、
パフパフとつける。

うん。それっぽい。
(つっこみ役不在の我が家)

合ってるのか間違っているのかあやしい状態に
なった豆腐を炒め、一度皿にあげて今度は肉と
ゴーヤーを炒める。

「味付けどうしようか?」

と母。

・・・覚えてねー。。。

塩コショウすればとりあえずいいんじゃない?と
思ったんだが、なぁんか芸がないような気もするし。
(料理は芸じゃない)

「うーん、じゃあ・・・鶏がら!」

チャーハンでも、野菜炒めでも、鶏がら入れれば
なんとなくそれっぽくなる
、と昔々に教えてくれたのは
母であるので、結局母から見ると芸がないことには
変わりないはずなのだが、おそらく母も「芸」を見たい
とは思っていなかったらしく、「鶏がら」の意見は
すんなり受け入れられた。

かくして、塩コショウと鶏がらを入れて味を調え、
豆腐と卵を入れたところで、うろ覚えゴーヤー
チャンプルーはなんとかかんとか完成した。

ちょうどそのとき父が帰宅し、父の目の前に
並べられるゴーヤーチャンプルー。

日本酒を片手にゴーヤーチャンプルーを口にする
父。

・・・無言。

おい。
お前が作れというから作ったんだぞ。

と無言のだけど強いまなざしを父に向ける娘。

「どう、おいしい?」

ストレートに聞いちゃった母。

「・・・うん、美味い」

それが心からの台詞であるのか、贔屓目なのか、
はたまた母の強要のせいなのか、それはよく
分からないけれど、そうして、今年も私は夏休みの
宿題をどうにかクリアしたのだった。

それにしても。
と、知らない間にうっそうと茂ってしまった
家庭菜園を見ながら考える。

父が家庭菜園で育てているゴーヤーは
私が帰ってくるお盆に、毎年確実に
実をつけることになっており、おそらく
父はそうやって実ったゴーヤーを見ながら
思い出すのだ。

また私が帰ってくることを。

そうして、ゴーヤー料理が夏休みの宿題
リストに毎年並ぶことになる。

しかしながら私の作る料理は2年レンチャンで
ゴーヤーチャンプルー。

さすがに3回目は何か違うものを作らないと
いけないのではなかろうか。

課題がゴーヤーであるだけに、その悩みは
思いのほか深い。

・・・まぁゴーヤーは仮に今年までになったと
しても、夏に女子力を試されるのは、そろそろ
終わりにしてほしい。

そう、思ったやさぐれアラサーの部屋に、
ふわっと、初秋の風が舞い込んだ、冷夏の
とある夜のことだった。

2009年4月19日 (日)

料理教室5回目~心を入れ替えて~

ウイルス騒ぎ後、結局料理教室は1回しか行かないまま、
年度末のドタバタ騒ぎに巻き込まれて、半年近くも
教室をサボってしまっていた。

もう自分の中では、このままなんとなく入会してから
1年で、自動的に残りのチケットが使えなくなって、
料理教室人生、あえなくしゅーりょー、かな、と、
半分諦めモードであったわけだが、そんな私に救いの
手を差し伸べてくれたのは、大学の友達であった。

前回のブーケ騒ぎの結婚式で久しぶりに会った
友達も、1月から料理教室に通い始めたわけだが、
1回だけ、タイカレーを作っただけで、2ヶ月
料理教室をサボっているらしい。

なぜに1回目からタイカレー。
そして、なにこの似た空気。(やる気と根性のなさが)

というわけで、2人ともこの、なんとなく
全体的に諦めモードのアラサー体質
を打開すべく、そして私は、ゴールデンウィークに
待っているであろうと思われる、母の期末テスト
耐えるべく、重い腰をえっこらせとあげて、料理教室に
行くことにしたのだった。

場所は、私がいつも(と言っても4回くらいだけど)行っている
教室は何となく避けて、駅をはさんで反対側の、友達の
通っている(といっても1回だけ)教室に行ったわけだが。

何しろ1回しか行ったことのない教室である。
しかも2ヶ月もサボってしまって、さらには迷いやすい渋谷。

うろうろしまくってやっと教室までたどり着くと、
2人とももうそれだけでちょっと疲れてしまっている。
(だってアラサーだから)

さて、本日のメニューは、ご飯とみそ汁と
とんかつとぼた餅

今まで、(特に友達は)結構難解なメニューを作ってきた
わけだが、今回のテーマは、「米とだしを学ぶ」
いうこともあり、4月だからだろうか、かなり基礎の基礎を
教えてもらうことになった。

無洗米を使わない、お米の上手なとぎ方、とか、
ほんだしを使わない、こんぶとかつおぶしでのだしの取り方
とか、炊飯ジャーを使わない、鍋でのごはんの炊き方、とか、
そういう、昔ながらの、本来の主婦がやるべき仕事の
ようなものをきっちり教えてもらい、これだけやれば、
明日結婚しても大丈夫、と錯覚まで起こしそうになった。

しかしながら、苦戦したのはキャベツの千切りである。

この前、深夜番組で、寺門ジモンが、糸のように細い
キャベツの千切り
を出す、取材拒否のとんかつ屋
特集をやっていたけれども、うちらの切ったキャベツの
太さといったら。
それはあたかも、細めの付箋紙みたいな大きさ
であった。

これじゃ、やっぱり結婚できない

隣のギャルが異常に上手に切っていくのが非常に
気になった。

そんなこんなで、古典的な手順を地道に踏んで完成したのは、
生パン粉を使って老舗風に作り上げた、昔ながらの温かい
基本メニューであった。

Cimg0407

そうそう。
とんかつを作りながら、思い出した風景がある。

夕飯の用意をする母親を手伝って、姉妹3人揃って、
お粉と卵とパン粉を順番につけていった、あの小さい頃の
記憶。

卵とパン粉をおんなじ手でつかむと大変なことになるから、
と言って、お粉係と卵係とパン粉係に分かれて、みんなで
わきゃわきゃととんかつを作っていた、あの記憶である。

そう。妹がこっちに来てから丸2年。
私は、8年ぶりに、家族のあのわきゃわきゃした雰囲気を
少しだけ味わったのであった。

でも、そんな楽しいときも、気づけばあっという間。
今月末には、東京でやりたいことを全部やったからって
ことで、妹は田舎に帰るのだという。

そして、気づけばまた私一人。
いや、もともときっと1人なんだけどさ。

料理のチケットもあと1ヶ月で切れてしまうし、また何か
始めようかな。
今度こそ、長く続くものを。

2009年1月24日 (土)

出戻り女のものぐさナポリタン

まるで出戻り女みたいだ、と私は思った。

だって、正月休みが終わってたった1週間しか
たってないのに、私はまたしても実家の炬燵で、
リンゴと野沢菜を交互に食べて父母と3人、
無言でテレビを見てるんだから。

これじゃまるで、新婚早々、喧嘩して実家に
戻ってきた、出戻り女みたいじゃないか

いや、でも私は出戻るどころか嫁に行く家も
見つからないような状況であるので、もちろんの
ことながら、出戻ったわけではない。

スキーに行くのだ。

スキー仲間が長野駅の改札に集合するのは
その日の夜のこと。
スキーを長野の実家に置きっぱなしにしていた
私は、一足早く長野に戻り、長野駅を通り越して
大雪の実家に立ち寄り、今からスキー持って
父の車で長野駅に戻るっていう段取りなのだ。

父がついにDSiを買ってしまった、と
母が不満を漏らすのをよそに、当の本人であるところの
父と私は、テレビ鑑賞にふけっていた。

テレビでは、時間短縮をテーマにしたバラエティ
番組が放送されている。

時間短縮といえば、時短勤務だよなぁ

と、私は、いつかやってくるはずの、妊娠中の時短勤務を
夢見ながら、その番組を見ていたのだった。

と、テレビの中では、料理の時間短縮、として、
料理のうまいといわれるお笑い芸人が、
ご飯と海老フライと豚汁とポテトサラダとナポリタンを
4人分、30分で完成させる
、という荒業に挑戦していた。

海老フライをグリルで作り、じゃがいもを電子レンジで
ふかし、豚汁も電子レンジにかけ、ご飯は鍋で作る。

そして。
ナポリタンをフライパン1つで作るお笑い芸人を見て、
母がふともらした。

あら、これいいじゃない。
これならあんたでも作れるでしょ。

えー、でもパスタはやっぱりさ、大きなお鍋でちゃんと
ゆでてから、サッと軽く他の具と合わせて食べるのが
王道でしょ

と、にわかパスタマニアの娘は思う。

しかも、パスタを2つに割って、お湯を沸騰させた
フライパンに突っ込むなんて。
どう考えてもパスタを愛する者のやることじゃ
なかろう
と。

とはいえ。
出来上がったパスタはいかにもおいしそうで、
私の心は複雑になる。

確かに。
コンロが1つしかないしがないワンルームの
アパートにおいて、パスタを作るっていうのは
ほんと、大変な作業なのである。

大きな鍋に水たくさん入れて、塩とパスタを入れ、
7分たったら流しのざるにパスタをあけ、代わりに
コンロにはフライパンを置くが、そうするとまだ
熱い大きな鍋はどこにおこうか。

そして、なんとかがちゃがちゃとパスタを作って
食べて戻ってくると、流しは大きな鍋とフライパンで
あふれており、手をつけるのもおっくうになるような
状況になってしまっている。

それを打破するには、やはりフライパン1つで
パスタを作るのはとても効率的に思われた。

あれから2週間。
スキーも終わって、友達の結婚披露パーティーも
終わり、久し振りに何の予定もない暇な土曜が
やってきた。

いつもは忙しさにかまけて外食だの弁当屋だので
済ませている私も、ものぐさサタディは外食にする
言い訳も思いつかないから、自炊しないといけない。

いや、別に自炊しないといけないわけじゃないんだけど、
女子としての使命感が、ね。

そうして、やりたくない、でもやらなきゃ、とものぐさ
自問自答を繰り返していた時、ふと思い出したのだ。

あの、「ものぐさナポリタン」を。

ピーマンと玉ねぎ、ウインナーとケチャップを買ってきて、
正月に母に分けてもらったお歳暮のハムを出し、
ピーマン以外の材料をとりあえずフライパンに突っ込み、
水を入れて火をつけ、ふたをする。

沸騰したらパスタを入れるわけだが、フライパンが
小さいので2つに割ってみる。
2つに割ればゆであがるまでの時間も短縮される
ような気がした。

そして再びふたをして時々かき混ぜながらパスタが
柔らかくなるのを待って、ピーマンとケチャップを
突っ込んで、あとは水を飛ばして出来上がり。

Cimg0252

盛りつけはいい加減だが、見た目はいかにも
うまそうだ。

そして、素晴らしいのは賞味15分、という異例の
速さである。

そして一口。

・・・ちょっとパスタが柔らかすぎる感はあるが、
普通に、懐かしい味のするナポリタンだ。

パスタが短くて、ちょっとくるくる巻くのは大変だけど、
小さい頃、パスタといえばナポリタンだったあの
味がした。

「ものぐさナポリタン」を食べながら、
あーあ、また実家に出戻ろうかな、なんて、心にも
ないことを呟いてみたりする、ひとりきりの土曜日の
夜。

そしてフライパンの中にはあと半人分のナポリタン。
こいつは明日、ラグビー見に行く前の景気づけに
食べることとしよう。

2008年11月 1日 (土)

料理教室4回目~復帰~

ウイルス騒ぎもひと段落して、会社には復帰し、
10月は残業が60時間

そんなこんなで、仕事には完璧に復帰したようだ。

しかし、ウイルスをきっかけに、崩れてしまったライフ
サイクルがある。

それはたとえば、2週間に一度行っていたマッサージとか。
ウイルスのさなかで、マッサージの予約をしていたのを
すっかり忘れて(しかも2回)、マッサージのおねいさんに
多大な迷惑をかけてしまった挙句、なんだか行きにくく
なってしまった。

そんなライフサイクルの一環に、「料理教室」がある。

この前行ったのはゴーヤチャンプルを作ったお盆前。

9月はフォーを作る予定だったのだが、こちらもウイルス騒ぎの
初期のころであり、治るかも、治んないかも、とか言ってるうちに
その日は過ぎ去ってしまった。

周りにも迷惑をかけた。

一回サボってしまうと、なかなか行きづらくなってしまうもので、
だから10月も、気が引けて「行こう」と言い出せないまま、
過ぎ去ってしまった。

でも、マッサージと違って12回分をすでに前払いしている
料理教室に限っては、このまま二度と行かないわけには
いかない。

だからここは勇気を振り絞って、復帰することにした。

そんなこんなで向かった料理教室。
夕方だから遅れることはないと思っていたのに、
バスケットシューズを選んでいたら、渋谷駅から
料理教室への行き方をすっかり忘れてしまって、
危うく遅刻するところであった。

2か月以上もギャップがあると、すっかり
初々しくなってしまう。

何とかギリギリ滑り込んで、今日のメニューは
ビーフドリアである。

「ポイントはホワイトソースです」

とその先生は言い、私たちは交替で小麦粉と
バターをひたすら混ぜ、そしたら今度は徐々に
牛乳を入れて、またひたすら混ぜ合わせる。

単純な材料の組み合わせが、だんだんと形を
変えていく様を体験するのは面白いのだが、
ひたすら地味で時間がかかる作業である。

しかし。

ふと横を見たとき、私は気づいた。

そこに、HEINZデミグラスソースの
レトルトパック
があることを。

どうして。
どうしてホワイトソースはひたすら地味な作業を
行うのに、デミグラスソースはレトルトなのか

IHのクッキングヒーターは、1グループに2つづつ
あるから、デミグラスソースだって、時間内に
作ろうと思えば作れる気がするのに、デミグラス
ソースはやっぱりレトルト。

肉を炒めて、赤ワインを加えるという本格的な
ことまであるのに、そこにさらに加えるのは、
レトルトのデミグラスソース
入れるときに心が痛んだ。

でもそんなことを気にしているのは私だけのようで、
生徒たちは、
「赤ワインが家になかったらどうしたらいいんだ」
とか、
「ホワイトソースは市販のやつを使っても問題ないのか」
とか、そういうどうでもいいことは聞くのに、なぜ
デミグラスソースがレトルトパックなのかどうかに
ついては誰も尋ねない。

そのまま気づけば料理は出来上がり、疑問を残した
まま試食に入る。

Dvc00019_2

盛りつけを  きれいにするコツは、
端っこにブロッコリーを入れて、ホワイトソースも
端から回して入れて、最後に真ん中にデミグラスソース
を乗っけることらしい。

でも、レトルトだもんなー、とか思いつつ、
いぶかしげに一口食べてみると。

うまい!

うまいのだよこのドリア。

どこがうまいって、真ん中のデミグラスエリア
激うまいのである。

うまさの秘訣は、隠し味の赤ワインだろうか。
それとも・・・

レトルトのデミグラスソース?

いつもやすっちいメーカーのデミグラスソース
(それはケチャップに毛の生えたような)を食している私に
とって、HEINZをきっちり味わえたことが、今日
一番の収穫であった気がする。

ああうまかったうまかった

と、横を見ると、半分もドリアを残している失礼な
輩がいるではないか。

もったいない。なんともったいない。
これではHEINZさまに申し訳がたたないじゃないか。

というわけで、隣のグラタン皿をひったくる。

Dvc00020

ああうまい。おいしいなぁ。

と、1.5人前のドリアを完食したのだった。
これだけ食べれれば、もうウイルスからは完全復帰だろう。

ああ料理の秋、食欲の秋。

※ちなみに、友達の話によると、HEINTZのデミグラスソースは、
 メーカーから支給された提携商品だということらしい。

 たしかに。
 レシピにも載っているじゃないか。

Cimg0063

うーん、大人の事情。

2008年8月18日 (月)

料理教室3回目~そして夏休みの宿題~

お盆で田舎に帰る2日前。
私は気合いを入れて、料理教室へ向かった。

それは、夏休みに入る前の、総復習みたいなもの。
母親が課した、夏休みの宿題のための、ね。

そんな、気合いを入れた作品が、
ゴーヤチャンプル
代表とした、典型的沖縄料理である。

Dsc02144

何気にちんすこうまで作ってしまうという、
超本格派。
今後、一生作ることはないにしても。

そして、テスト勉強を完璧にこなした私は、
胸を張って田舎に帰る。
これで、料理作ってみろと言われても、
大丈夫。たぶん。
あ、レシピ忘れてきた。

そんな長野避暑生活1日目。
母は早速攻撃を仕掛けてきた。

その日、妹も父親も飲みに出掛けてしまい、
夕飯を食べるのは母と私だけ。

「パスタとトマトはあるんだけどなぁ。
ミートソースは飽きちゃったしなぁ。」

なんか、私が学習してきた料理を見透かしたような
戯言を聞いてしまったので、作らないわけにはいかなく
なってしまった。

母がパスタをゆで始めたところで、道路を渡ったところの
スーパーでアンチョビとオリーブオイルを買いにでかけ、
にんにくを炒めてアンチョビと混ぜ合わせ、一方で
トマトドレッシングを作って、最後にトマトとアンチョビと
パスタを混ぜて、冷製パスタのできあがり。

混ぜ合わせている間は、母の質問タイムだ。

・ねぇ、アンチョビって何?
→鰯のオイル漬けです。まぁサバ缶とほぼ一緒だね。

・オリーブオイルって変なにおいしない?
→その油、腐ってるんじゃない?

・料理の先生って何歳くらいなの?
→んー、30歳前半かなぁ。

そして最後にこの質問。
「ほかは、どんな料理作ったの?」

んー、親子丼とか、ゴーヤチャンプルとか、、、
(これしかやってない)

そこで、母は閃いてしまった。
「あ!お父さんの育てたゴーヤ
採れたのよ!」

そう。
父の家庭菜園は変なものばかり育っている。
桃やピーマン、しし唐はまだいいにしても、
たまに、白いナスとか採ってくる。
(ちなみに白いナスは硬くてまずい)

そして、チャンプルーしか料理が思いつかない
ゴーヤー
チャンプルーしかレパートリーがないのに、
なぜか毎日見事に実ってくれている。

ちなみに、母のパスタの評価はまずまずであった。

そしてその2日後。
昼間いとこの子供に弄ばれてへとへとの私にも、
母は容赦しない。

「おかーさん今日仕事で疲れちゃったー。
ゴーヤチャンプル作ってー」

私がいとこの家でお茶してる間に、
ちゃっかりもうゴーヤも水に浸してあったりして。

わかったよ。
作りますよ。

ちなみに、料理教室のときは、お肉はスパムなる
高級食材を使ったわけだが、母はスパムもわからないし、
田舎のスーパーでは購入不可能であるため、
家にあったハーブウインナーを炒めて、それでも足りない
ので、とりあえずひき肉を突っ込んでみる。

だしも、料理教室ではほんだしを水に溶かしたものを
利用したわけだが、母が、ほんだしぃ?と反抗的であった
ため、家にあった中華だしを利用。

風呂掃除をしている母に、
「ねぇ、これってどのくらいが適量なのぉ?」
と聞いたが、答えがないのでとりあえず
傾けたらどどっとだしが流出した。

やべやべ、ととりあえず混ぜ合わせたら、
なんだかよくわからないがいい味になったので、
もう火を止めることにした。

ちょうどそのタイミングで、仕事から帰ってきた父が
晩酌を始めたので、つまみにゴーヤチャンプルを
出してみる。

「どぉ?」

父が一口。

「んんー、お母さんの作ったのよりうまいぞ」

どうやら、母はゴーヤにやたら火を通す上に、
醤油で味をつけるので、ゴーヤが真黒になって
しまうんだそうだ。

父から合格をいただいたので、私の宿題は
これにておしまい。
もうこれ以上、レパートリーもなかったので、
ギリギリ及第点をもらったわけだ。

でも、ご飯はやっぱり人に作ってもらったほうがうまい。

2008年7月26日 (土)

料理教室2回目~やっと分かってきたこと~

3連休の初日を出張でつぶした私は、
どこに旅行に行くわけでもなく、3連休の
中日の朝から料理教室。

あれから1ヶ月たった副都心線は、
ホームドアという障害も見事に克服し、
時間通り料理教室に到着。

スムーズに材料費800円も支払って、
てきぱきとエプロンをつけ、すがすがしく
始まった料理教室。

今日のメニューは、冷製パスタ
豚肉のソテーだ。

作り始めて、やっと分かったことがある。
すんごく当たり前の話だけど、自分が
好きなメニューを作るのは楽しい

いや、別に今までだって、嫌いなメニューを
申し込んでたわけじゃない。
ハンバーグだって、親子丼だって、例えば
コンビニに弁当買いに行けば選ぶメニューでは
ある。

でも、やっぱり(最近あまり家で料理自体を
してないけど)料理するときに一番最初に
思いつくのは、パスタなのだ。

にんにくいためるのも、パスタをアルデンテに
するのも、いつもやっている作業だから、
こうやってやったほうがうまいんだといわれると、
なるほどーと思う。

今までは、「こういうのも作れないと女子として!」
と、どこか肩に力が入っていたのだ。
もともと、母親から「料理ができないと女子として!」って
言われて始めたことだしね。

でも、純粋に自分の好きなものだと、そんなに
がんばらなくても、普通においしくできる
気がした。

そんな、すがすがしいままの気持ちで、
純粋に自分の食べたいメニューを作った結果。

Dsc02142

我ながら、上出来である。
(いや、全部自分で作ったわけじゃないけど)

にんにくとアンチョビがきいたフルーツトマトの
パスタと、はちみつで味をつけた豚肉のソテー。

ああうまい。
なんてすがすがしいお昼

決めた。
今度からも、もう無理をするのはやめだ。
自分の好きなメニューを選りすぐって
学んでいくことにしよう。

ちなみに、母親に、料理教室で作ったメニューを
根こそぎヒアリングされた結果、すべてのメニューを
夏休みに実家で作るように
、という夏休みの宿題
仰せつかってしまい、8月が恐怖で仕方ないわけだが。

2008年6月26日 (木)

料理教室1回目~行く手を阻むもの~

体験教室を2回も実施し、金はすべて払い込んだものの、
いまいちモチベーションがあがらない料理教室。

しかし、有料コース1回目のその日は、料理教室と
私のその溝を激しく埋めてくれる記念すべき日に
なるはずだった。

だって、その日はくしくも、副都心線の開通日。
これで、家から渋谷の料理教室までの時間が、
いままでの半分くらいになる、

はずだった。

電車は、定刻どおり出発し、池袋までは順調に
走行していたのに、そこで安心した私がばかだった。

不調は、新しくできた雑司が谷あたりからやってきた。

駅のホームについて、電車は一度停止するのだが、
扉は開かない。
どうしたんだろうと思ってちょっと待ってみると、アナウンスが
流れるのだ。

「停止位置を調整するため、電車が動きます・・・」

副都心線には、東京メトロには珍しく、飛込み防止(?)の
柵(ホームドアというんだそうな)がついている。
ホームドアがついているからには、ホームドアと
電車の扉の位置がしっかり合わないとドアが開かない
わけで、でも、メトロの運転手の方々はこの柵に慣れて
おらず、だから、一度ではなかなか停止位置を合わせ
られない、という状況なわけだ。

そうして、2度目の調整にチャレンジするわけだが、
ずれている範囲がかなり微妙であるため、
2cmくらい動くと、電車は急ブレーキをかけて、
すごい勢いで止まる。
立ってる客はふっとばされそうな急ブレーキ。

それでも、事情は分かるので、雑司が谷あたりでは
なんとも思わなかったのだ。

しかし、次の西早稲田でも、同じことが繰り返される。

さすがに、それが、次の東新宿でも起きると、だんだんと
客はいらだってくる。
私もいらだってくる。
これじゃ料理教室に遅れちゃう!
10分たったら自動的にキャンセルになっちゃうのに!

結局、雑司が谷~渋谷までの計7駅、すべてにおいて
こんな感じで、電車が渋谷に滑り込んだのはちょうど
料理教室が始まる時間。

幸い、副都心線のホームと料理教室のビルが近かったので
8分遅れで滑り込みセーフであったが、これならJRで
来たほうが近かったかもしれない。

Dsc01953
(渋谷駅の模型)

そんな感じで、気が動転したまま始まってしまった
料理教室1回目。

初めての先生の前で犯してしまった失態についての
動揺はなかなかおさまらず、頭が混乱したまま
先生の話は聞くが中身がまったく頭に入ってこない。

手元も動揺が現れているのか、おぼつかず、
2cm幅で、と言われたごぼうが、なぜか4cm幅に
なってしまう。

いや、私、目測が測れないのだ。
2cmって言っても、どんなもんが2cmなのか
よく分からない。
こんなもんかなー、と思って切ると、4cm幅だろと
言われる。

千切りをすれば、相変わらず太いと言われ、
またもやモチベーションがダウン。
いいじゃないか、食べれれば、とどうしても思ってしまう。
このイライラは、母親に怒られながら台所で
手伝いをしていたガキのころからまったく
成長していない。

自分のやっていることに、横から口を出されるのが
とにかく嫌なんだと思う。
料理でも、仕事でも。
全部やってから見直すから、今言うのはやめてくれと。

。。。電車遅れのイライラと、横から口を出されることへの
イライラと、そんなものが入れ混ざって、もぉ!と
思いつつ、やっと出来上がった、本日のメニュー。

Dsc01949

そういえば、一番ダシの取りかた、ということで、やたら
かつお節を突っ込んだ汁に昆布を突っ込む、みたいな
手順を教わったが、まぁ今後一切使うことはないと
思われる。

そして、親子丼を作るときに使ったちっちゃな鍋(蓋つき)も、
今後一切使うことはないだろう。
親子丼にしか使えない道具なんて、家で買うのもったいないし。

まぁそれでも、料理はうまかったので、
たらふく平らげたわけではあるが。

そんなわけで、動転してレシピをもらい忘れ、
本日の収穫ゼロのまま、私は飲み明かすために、
友達の家に向かうのだった。

「ああ腹減った。酒と料理よろしくね!」

2008年5月25日 (日)

料理教室0.5回目

料理教室に行ったよ!
という私の報告に対する男子たちの反応は、
おおむね、芳しいものではなかった

そんなもの習ったって、家ではやらないだろう、とか、
そんなことしてるとどんどん出会いが遠くなるぞ、とか。

そんな反応の原因としては、料理教室に通っている
面々があまり好ましい結果を出せていない
から、と
いうこともあるのだと思うが、もう少し彼らの言葉の
端々をちゃんと聞いていると、おそらく、女子に対する
過剰な期待があるのだと思う。

それは、
人に教わらなくてもちゃちゃっと
すごいうまい料理を作ってくれる
女子こそが本当の女子である。

という、あまちゃんな考え方。

そんな女子、ぶっちゃけいるわけないのである。
誰かしらから、料理を教わって、女子は成長していくのであるが、
そういう舞台裏を、男子たちは知りたくないのである。

んー、深い。

で、私はというと、彼らの反対意見にめげることもなく、
堂々と、次回はパンの体験に行くんだ♪と舞台裏を
さらけ出し、料理教室に向かう。

いや、単純にパン作りをやってみたいなんて、
女子みたいな理由で向かったわけでは、実はない。

パン作りってことは、もちろん、パン生地を作るっていう
作業が発生するわけで、パン生地といえば、小麦粉や
イーストが固まった物体を、地べたにバンバン打ち付ける
という、なんともストレス発散的な作業があるんじゃないか、
という、現代病的な思惑も、結構あったのである。

それなのに。

私の、いわゆる「担任」の先生は、もともとは、
パン作りを習いにこの教室に通い始めたのが
きっかけで、今は先生にまでなってしまったという
方であり、パン作り、というか、パンに関しては
かなり愛情があるようで。

ちょっとパンをこねては、発酵のため、
パンを「休ませ」、その次は、パンの中に
ガスがたまってしまったので、パンを
「殴る!」のではなく、軽くつぶすのだが、
その行為は、パンに「ストレスを与えてしまった」
ことになるので、また休ませる。

というように、パンを異常に大事に扱う。
それはもう、箱入り娘のようだ。

その寵愛っぷりは、生徒に対する愛情よりも
深いので、私たちは、パンに敬意を払って、
「休ませ」ている間、ひたすら待たなければ
ならない。

1次発酵で25分、
休ませるために10分、
2時発酵で25分。

パン作り2時間中、休みが1時間

しかも、その間、サイドメニューを作るとか
そういった工夫は特にない。
先生がやってきて言うことといえば、
「パンのコース受講もまじめに考えてみて☆」
という勧誘のみ。

いや、この退屈な待ち時間を体験させられて
しまったら、本格受講考えることはできないでしょう。

あー暇だ。腹へった。
どのくらい暇かというと、

Dsc01925

発酵中に、こんな、女子とは思えない写真を
撮っちゃうくらい、暇なのである。

そして、私たちが待ちくたびれている間に、
近づいてくるレッスン終了の時間。

まだ、パン焼いてないのに、時間は迫ってくる。
そして、次のレッスンも満員の様子。

というわけで、次のレッスンの用意を、
何のためらいもなくはじめる先生たち。

あのー、私たちがパンを作る場所は。。。

そして、パンを焼いている間に、すっかり
机から追い出された私たちは、

Dsc01927

料理用の机ではなく、レッスン開始を待つための
にて、最後の仕上げをさせられる。

そして、パンを試食する場所もなく、そのまま
パンを袋に詰めてレッスン終了。

どちらかというと、ストレスがたまってしまった
パン作り。

いらいらした私たちは、その後、天丼を食べ、
漫画喫茶にて、好きな漫画を読み漁ることで、
ストレスを解消することにした。

2008年5月18日 (日)

初めての料理教室(2)~ゼロ回目~

いや、別に私だって料理くらい、できないこともない。

最近は夜遅いのを半分言い訳にして料理あんまり
してないけど、学生の頃は結構家でご飯作っていたし、
いっちょまえに料理をふるまったこともある。

そう。だから、別に料理できないこともないのだ。

でも、自分でも分かっている欠点が1つ。

やっぱり、調理実習のとき同様、なのだ。

みじん切りの大きさが全然あってない、とか、
水の切り方が甘い、とか、
火の通し方がいい加減、とか。

それでも、自分だけでご飯食べるときは、
そんなこと全然気にならないのである。

が、料理教室ではそんなわけにもいかない。
ましてや、その日の体験コース「煮込みハンバーグを
作ってみよう」
のコーナーの参加者は私だけ。

先生とマンツーなのだ。

そして早速、先ほど、包丁の持ち方が違う、と
指摘を受けてしまった。

はぁ。
申し訳ございません。
今まであまり意識したこともございませんでした。。。

ってか、いつまでこれみじん切りすればよいの?
私としては、もう十分みじん切りになってると思うんですが。

しかし、先生無言。
無言のまま、早2分くらい経過。

「もう、いいですよー。」

はぁ。
みじん切り1つにこんなに神経使うなんて。

その後も、スライスした玉ねぎから、少し
きり方が大きすぎるものを選別して、もう一度
細く切ることを強要される。

はぁ。

しかし、材料を混ぜていく段階で、私は気づいてしまった。
先生の教え方も、なんとなくたどたどしい。

たとえば、
・塩の量を指示しないため、危うくハンバーグがやたら
 しょっぱくなるところだった。

・ケチャップとソースの割合を指示するのに、レシピと
 1分くらいにらめっこ。

などの点が上げられるが、もっともやばかったのは、
ハンバーグの種に卵を入れ忘れかけたこと。

肉とたまねぎとパン粉を混ぜ合わせたあと、先生の
顔色を見ながら、先生がOKを出すまでコネコネし、
一度はコネコネ合格したわけだが、その直後。

自分の右側を見た先生の動きが止まった。

あ。卵入れてない!

・・・先生、よくそれでOK出ましたね。
粘り気出てきましたよね。とか今言いましたよね?

そんな危機にちょいちょい直面しながら、
やっとこさ完成した、煮込みハンバーグ。

Dsc01915

・・・お皿の右のほうのソースのあたりに地層らしき層が
できているのは、どうやってソースを盛り付けたら雑に
見られないだろうか、という、いわゆるためらい傷である。

そして、左のほうのご飯に顔を書いたのは、
言っておくが、私ではない。
私が、(例のごとくいつもよりかなり丁寧に)皿を洗って
いる間に、勝手に先生が書いてくれちゃったのである。

でも、料理教室でないと教われないことも確かにあって。

・炊飯器じゃなくて、鍋で炊いたご飯  とか、
・小麦粉を10分くらいフライパンで炒めて、そこにケチャップと
 ソースを入れて作ったデミグラスソース 
 とか。

二度と家でそこまでやることはないかもしれないが、
有意義な体験ではあった。

その後、片付けと着替えをして出て行くと、
恒例の勧誘が始まったわけだが、すでに、エプロンとスリッパを
購入してしまい、後にはひけなくなっている私は、抵抗することも
まったくなく、先生も驚く速さで12回コースに即入会

もうね、今日の内容に納得できたかどうか、
ではないのですよ、先生。

そして、私のあっさりとした態度にびびった先生は、
ついでにパンコースとケーキコースを勧めまくり、
エプロンの元を取らねばならない私は、もうなるように
なれ!の気持ちで、パンの体験コースも申し込む始末。

もうこうなったら、やるしかない。
料理を覚えるというよりは、雑な私から抜け出すために
とにかく12回、料理を作ってみようと思った。

2008年5月11日 (日)

初めての料理教室(1)~その前に~

調理実習は、嫌いだった。

たぶん、なのがいけないのだ。
きった野菜の大きさが合ってないとか、
調味料をちゃんと量れないとか、
盛り付けがいい加減とか。

いや、自分としてはいい加減にやってる
つもりはないのだが、周りから見ると、
いい加減に見えて仕方ないようだ。

だから、最終的に私は、洗い物係に
まわされて、ひっそりと食器を洗うことと
なるのだが、それでも、
「洗剤使いすぎるんじゃないわよ!」
またしても怒られるのである。

料理が向いていないのか、それとも団体で
作業をすることに向いていないのか。

ともかく、私は自分でも料理はできないと思っていたし、
周りからもそういう烙印をおされていた。

そんな私が、とうとう料理教室に行くこととなった。

理由は、100%である。

母は、家庭科を専門とした女子高に行き、
きゅうりの千切りの速さテストとか、
たまねぎのみじん切りの形テストとか、
そういう授業を毎日のように受け、
そうやって、家庭に入る女子としての
たしなみ
を体系的に身につけてきた、らしい。

だから、私にも、嫁入り前に(予定もないのに)、
一度は、体系的に家庭科を学んでほしいのだと。

そんな折に田舎に帰ってしまったものだから、
GWはスパルタだった。

夕方に台所に行けば、なにかしら作業の手伝いを
させられ、挙句の果てには、夕飯はお前が作れ、と、
いうことで、グラタンを作らされる始末。

このままでは、夏休みが心配だ。
どうせ、お盆とかに実家に帰っても、
やっぱり何かしら作ることになるに違いない。

悩みは、募るばかり。

そんなときにあった、料理教室のお誘い。
これは、とりあえず行っておかないと、母に
あわせる顔がない。

というわけで、料理教室の体験コース
行くこととなった。

うん。とりあえず、体験だもんね。
体験してから決めればいいよね。

しかし。問題は、持ち物である。

友達からは、スリッパエプロンは忘れずに、
というお達しがあったわけだが、なんと私としたことが、
両方とも持ってないのである。

家で時折料理はするけど、パジャマとかジャージとか、
もう汚れたってかまわない格好で料理するので、
いちいちエプロンなんてつけてない。

そして、家の中は常にはだしなので、スリッパなんて
履いてない。

いかに、自分が家事に対していい加減であったかを
思い知らされる、料理教室への道。

仕方ない。
エプロン買うか。。。

というわけで、土曜なのに、朝もはよから
買い物に出かける。
料理教室は12:00からだから、それまでに
エプロン買わないと。

母の日を前にしたアフタヌーンティで、
あわただしくエプロンだのスリッパだのを
買いあさるわけだが、思ったよりいいお値段だ。

しかも、久しぶりのお買い物で気分が高揚してきた
私は、何を思ったか、ワンピースまでかごに
入れてしまう始末。

というわけで、30分ほどの買い物で、2万弱
出費をしてしまった。

・・・こんなに出費して、体験コースだけでやめるなんてこと、
できるわけない。

本日の予定が、体験コース、から、
料理教室ゼロ回目(受講料2万円)
にすりかわったことに気づき、憂鬱な気持ちで歩く、
料理教室への道。

次回、料理教室ゼロ回目。

無料ブログはココログ

ribbon

twitter

Booklog

最近のトラックバック

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31