ぐるめ?

2009年4月20日 (月)

カップヌードルのくせに

大学のころの男友達は、食べ物に対する
もともとのイメージを崩すことを非常に嫌っていた。

たとえばそれは、ダイエットコーク
コーラというものは、カロリー満点が基本であり、
それで太ってしまったとしてもそんなものは当たり前で、
そんなことに文句を言ってはいけないのである。

それが、ダイエットコークとは何事だと。
コーラのもともとの役割が1mmも果たせないじゃ
ないかと。

ダイエットしたいようなチキン野郎は、そもそも
コーラなんて飲まなきゃいいのだ
と。

そんな奴らがいかにも激怒しそうな食べ物が、
再び現れた。

それが、カップヌードル ライトである。

カップヌードルといえば、あの、いかにも体に
悪そうな、よく分からない麺よく分からないスープ
そして極め付けが、あのよく分からない肉塊

あの、いかにもジャンクだけれども、それであるがゆえに
ある日突然、「今日はどうしてもカップヌードルが
食べたい!」
という瞬間がやってきてしまう中毒性。

それが、ライトとはどういうことだと。
198kカロリーってどういうことだと。
体にいいものしか食べたくないのであれば、
そもそもジャンクフードの王様、カップヌードルなんて
食べなきゃいいだろうと。

そんなことを言われながら育ってしまったこともあり、
私はカップヌードルライトなんて、絶対食べないであろうと
思っていたのに。

と、ここまで書いたところで、前回のBlogの写真
戻った方、正解です。

写真を拡大してよーく見ると分かるのだが、右上のほうに
確かにあるのだ。
カップヌードルライト

料理教室には、いろんな協賛会社がついていて、
行くたびにそういう会社のサンプルを山ほど
配られるのであるが、おそらくカップヌードルの
製造元であるところの日○食品もついているのであろう。
先生も、料理教室でカップラーメンを配るのも
なんかちょっと変よねー
とかいいつつも、みんなに
配布したのであった。

そんなこんなで、絶対に自分で買うことはないと
思われたカップヌードルライトちゃん
偶然にも出会ってしまったので、次の日のお昼、早速
食してみることにした。
(いや、単に食べるものがなかっただけ)

ふたをあけてびびったことには、全然ライトの
雰囲気がないこと。
麺もいつもと同じ麺あの種別の分からない
海老ちゃん
も、なんの卵か分からない卵君も、
そして、あの意味の分からない肉塊君も、ちゃんと
いるのだ。

これじゃまったくもって、ノーマルカップ
ヌードル

(ここではライトちゃんと区別するため、ヘビィ君
呼ぼうと思う)

量だって、パッと見ヘビィ君とおんなじに見える。

疑心暗鬼のまま長い3分がたって、いそいそと
ふたを全開にし、一口。

あ。一緒だ。
ヘビィ君と一緒。

肉塊君も卵ちゃんも、ヘビィ君と一緒。

ここで、私はちょっと感激してしまった。
パッと見ヘビィ君なのに
実はライトちゃん

ってことは。

いつもは飲みたいけど、ヘビィだから、ってことで
女子としては遠慮していたスープも、全部飲んじゃって
大丈夫ってことだ。

だって、スープこみで198kカロリーってことでしょ?

途中で母から電話がかかってきて、スープ飲もうと
思ったところで10分ほど時間をロスしてしまったが、
それでも、198kカロリーをしっかり摂るために、
ぬるくなったスープを無理やり飲み下す。

ああなんて満足。

・・・しかしながら、私の胃に異変が起こったのは、
そのわずか3時間後のことである。

言っておくが、私は飯は人並み以上に食べるけど、
ほとんど間食はしないのだ。

お昼たくさん食べたら、だいたい夕飯までは
何も食べなくても大丈夫。
(あれば食べるけどさ)

しかしながら。

皐月賞が終わったあたりから、私の胃が、
激しく空腹を訴え始めたのだ。

それでも、部屋の掃除とかしながら、1時間くらいは
ごまかしていた。
いや、私、お、お腹なんて、全然空いてないよ。

でも、さすがに1時間たち、このあとバスケで
運動することを考えると、なんか腹に入れておかないと
死んでしまうのではないかと思われた。

そして、私はついにクリーニング屋で。

「あのぉ。ちょっと買い物行ってくるので、その間に
引き取りのものまとめといてもらっていいですか」

と、コンビニに駆け込み、焼きそばとから揚げ
迷うことなく購入する。

結局。

カップヌードルライトちゃんは198kカロリーだったと
しても、焼きそばとから揚げで600kカロリーくらいには
なってしまうと思われ、そうすると、単純計算で、ヘビィ君
2杯くらい食べたのとおんなじ
ってことだ。

これなら最初から、いつもどおり、ヘビィ君+おにぎり
くらいにしといたほうが、カロリー少なかったような。。。

女子向けに、食品会社もいろんなことを考えてくれて
いるのは重々承知なのだが、私はどうしても、そういう
枠にうまくはまることができない。

うーむ。
アラサー女子の結構大きめの悩み。

2009年1月31日 (土)

「都合のよい女友達」と「真夜中のラーメン」

突然の飲み会のお誘いに、みんな
何の文句も言わず集まってくれたのは、
暇だったから、ばかりではないと思う。

それでも、みんなそんなことはおくびにも出さず、
いや、暇だったからちょっと顔出してみただけだよ
とでも言わんばかりの態度で、ただただ飲み
散らかしていた。

いつもとちょっと違うのは、いつもよりちょっとだけ
みんな深酒だってこと。

いや、別にお祝いとかじゃなくても、ちゃんとした
飲み屋に行けば、みんなこのくらい飲むのかもしれない。
いつものサイ○リアと比べるから深酒に見えるだけ、
なのかも。

果たしてそろそろ終電も近くなって、にぎやかしが
少しづつ流れ解散を始め、気づけば男女が
向かい合って座る合コンみたいな体制になり、
その会は終了した。

じゃ、またねー。

と帰っていく女子たち。

じゃ、私も・・・

と言いかけた時の男子たちの冷たい視線。

え?何?

と、気づいた時には既にタクシーの中
両側も前も男子に囲まれており、今更
降りられる訳がない。

あーあ、まただ。
また、「都合のよい女友達」

・・・最近、やっとわかったことがある。
私が、上手に家に帰れない訳。

途中で酔っ払って路上で寝る、とかそっちのほうの、
「上手に帰れない」じゃない。
(そんなこと、やったことないですよ実際)

「上手に『帰るね』って言って駅に向かえない」
ってことだ。

その訳が、最近やっとわかった。

大学の時に住んでいた家は、たまり場だった。

誰よりも、大学から一番近くに一人暮らしの家を借りて
いた私。

練習が終わった後みんなで飲んでいると、私以外の
みんなの終電が終わっていることもしばしば。
(あれって、ほんとにみんな終電終わってた?)

今思えば、あのまま飲ませておいて、みんなを置いて
帰ればよかったんだけど、あの頃の私には、そんな
ナイスアイデアはまったく思いつかなかった。

そして、みんな当り前のように私の家に上がりこみ、
朝まで人のうちのゲームをやりつくして、朝方、
徹夜のうえに1限に出なきゃいけない私を横目に、
みんなそれぞれの家に帰って行ったのだ。

そんなことがたびたびあったから、私はみんなを
「帰す」ことはできても、自分ひとりで「帰る」ことが
本当に苦手なのだ

そうして、この日も結局帰ると言いきれずに、
私はタクシーの中にいる。

高速を降りたタクシーは、道路を左折して、板橋の
町中へ。

と、間もなく、何にもない路上で、タクシーは駐車した。

いや、何もなくはない。
タクシーが停まった場所のちょっと後ろを見ると、
なんだかきったないラーメン屋

店に入ると、なんだかツルツルと店の床が滑って、
このままヒールですっ転ぶかと思った。

周りを見回せば、女子なんか誰も、ましてや
ヒール履いてスーツ着てる女子なんかいるはずもなく。

そういえば、さっきしめにそば食べなかったっけか?
と過去の記憶を思い出しながら、ラーメンを注文すると、
店員さんに聞かれた。

麺の量は?

いや、さっきそば食べちゃったんですよ。
その前には鍋まで食べちゃって、はっきりいって、
もうお腹いっぱいなんですよ。

・・・少なめで

周りの男子はふつーとか言ってるけど、こういうとき
くらいは、女子の特権を行使してみる。

でも、ラーメンがやってきて、私はふと不安になる。
あれ?私確かにさっき、少なめ、って、言ったよね?

Dvc00021

これじゃふつー盛りでしょう!
と不平不満をぶちまけながら隣を見やって分かった。

あ。やっぱりこれがきっと少なめ、なんだろう。
だって、ふつー盛りを頼んだ男子たちのどんぶりは、
明らかに
山盛りだったんだから

そして、一口食べた時の、あの麺の何と太いことか。
これじゃラーメンというより、うどんだうどん。

いや、まずくはない。
こってりしていてうまいことはうまい。

でも。でもさ。

そして、にんにくぷんぷんさせながらどんぶりの中を
平らげている男子たちのどんぶりの中をのぞきながら、
私は思った。

まるで、どぶみたいなラーメンだな、と。

そして思い出した。
誰かも、どぶみたいなラーメンって言ってたなぁと。

1年に1度、演奏会(と言っても私たちがやるのは2曲くらいだけど)
をやっていた会場がある。

やたらと待ち時間が長いその演奏会の出待ちタイム中、
飽き飽きした男子たちは、そのうち演奏前なのに酒を
飲み始め、気づいたらみんなでその会場のすぐ近くの
ラーメン屋に出かけていた。

それだけでも由々しき事態である。
大事な演奏の直前に、酒飲んでラーメン食べるだなんて。

しかし、やばいのはそのあとだった。
ラーメン屋で何があったのだろう。
戻ってきた男子たちはみんな顔面蒼白
そして、しばらくおとなしいかと思ったら、そのうちに
みんな腹痛を訴え始めたのである。

そして、「いったい何食べて来たのさ!」と怒る私たちに、
あいつらは言ったのだ。

「・・・どぶみたいなラーメン」って。

あれだ。
これはきっと、あのときと同じジャンルのラーメン。

そう思ったら、急にお腹がいっぱいになってきた。
いや、別にすごいまずいわけじゃないんだけど、
もともと結構食べてからやってきたしさ、それに
食べてるのにどんどん麺の量が増えてくる感じ?

それに何より、これ全部食べたらあいつらと同じことに
なるんじゃないか
という危惧。

結局、ラーメンを2/3も残す、という、
「都合のよい女友達」始まって以来の大失態を
犯しつつ、私たちはラーメン屋を出た。

それにしても。
と、今度は一人で今度こそ家に帰るタクシーに
乗り込んで考える。

今年は卒業しなきゃいけないって言ったのは、
いつのことだっけ?

「都合のよい女友達」から卒業しなきゃ
って言ったのは。

誰かが、マイルストーンを決めなきゃ目標は
達成できない
って言っていた。

そうなんだとしたら、「都合のよい女友達」から卒業する
マイルストーンの1つとしては、まずは、
「今日は帰ります!ってきちんと言えるように
なること」
なんだろうと思う。

よし。がんばらなきゃ。
次からはちゃんと言おう。

と決心するのは天使の私。

でも、その一方で悪魔の私も呟くんだ。

「あのラーメン屋、1回目はすごくまずいけど、
3回行くと癖になるらしいよ」
って。

はたして、2009年の私は、悪魔に勝つことができるのか。

ラーメン富士丸 板橋南町店 (らーめんふじまる【旧店名】ラーメン○二郎 らーめんまるじろう) (ラーメン / 要町、池袋)
★★★☆☆ 2.5

2008年12月28日 (日)

みかんと粉チーズと食育と格差

冬のフルーツといえばみかん
日本の常識である。

それを証明する瞬間が、オフィスにて
私の机の上にみかんが配られるときである。

和歌山から会社に送られてくるそのミカンは、
私の冬の楽しみの1つである。

私はみかんを3つ机の上に積んで、
業務外になるその瞬間をうずうずと待って、
放課後の鐘がなるやいなや、休憩室に
みかんを持ってかけて行くのだった。

ガールズトークを楽しみながら、みかんの皮を
むくと、休憩室の中には甘酸っぱいあのかおりが
広がって、ああこれぞ日本の冬

だがしかし。

向い側でみかんの皮を向くガールズのしぐさが、
なんか変だ。

みかんの皮がむいた先からポロポロポロポロ落ちていく。

その様子を怪訝な様子で見る私に、ガールズは告白した。

「私、みかんの皮むけないんだよねー」

そんな日本人が存在することを、私はその瞬間初めて
知った。

「え?なにどうして?爪長いから?」

私は爪を伸ばすことができない。
昔から楽器をやっていたときの癖で、
今も手のひら側から爪の長さを見て、
爪が見えてくる長さになったところで切ってしまうのだ。
それ以上伸びると、どうもPCのキーボードタッチに
支障が出てくるような気がして仕方ない。

だから、爪が長いと、もしかして、爪が割れちゃいそうだから、
みかんのヘタの裏側のあの中心点の所に爪をぶっさすことが
できないんだろうか、と予想したのだ。

しかし、答えは予想外の方向へ。

「いや、小さい頃からもともとできないんだよね」

ええ?!

じゃあ冬はこたつで何をしていたんだ、と聞いた。
みかんの皮をむくこともせず、炬燵入って何してたんだと。

と、彼女は淡々と話し始めた。

そもそも、そのうちには炬燵もなく、だから
こたつみかんという日本の冬の定例行事も開催
されることはないのだと。

だいたい、冬だからって、みかん食べる必要ないじゃないか。
と彼女。

21世紀のこの飽食の時代に、夏だ冬だと言って、
フルーツを食べ分ける必要なんてないじゃないか。

ま、まぁねぇ。
実際問題、そういう世の中なんだけどさ。

だから、単に私の言ってるのは、感覚の問題。

小さい頃から、採れたての季節のフルーツを食べて
育ってきた。

春のいちご初夏の桃真夏のスイカとメロン初秋のブドウ
秋の梨晩秋のリンゴ、そして冬のみかん

その癖で、ひとり暮らしの今でも、その季節になると
体が勝手にそいつを欲してしまうのだ。
(大量に送ってこられても、いつも食べきれないのだけど)

でも、この感覚を育てることが、食育なんじゃなかろうかと
思う。

なんだか、強制的に、バランスの良い食事とかを
子供に教えこませようとしている感があるけど、
バランスの良い食事じゃないとなんか変だなーと
思わせる、とか、この季節になるとこれが食べたいなぁとか、
そういう感覚を小さいうちに本能の中にしみこませる、
これが本来の食育なんじゃないかと。

売ってるから、とか、金があるから、とかそういう理由で、
なんでも食べたい時に食べたいだけ食べていたら、
そういう感覚は育たない。

田舎者は交通も不便だし、雪かきも大変だし、
明らかに一般的には不利な状況に置かれているけど、
このときだけは、私は田舎者で、基本的な食育が
知らないうちにできていることに感謝した。

しかし。
田舎では食育は進んでいるかもしれないけど、
食べ物格差には唖然とさせられることがある。

田舎者は、うまいものが分からない。
うちの母は、いまだに寿司で一番うまいのは
近くの回転寿司だと思い込んでいるし、
ときどき知り合いの結婚式に出てうまいもの
食べても、食材が何であったのか、さっぱり
分かっていないことが多い。
(それはまるで、私が黒トリュフがどれだったのか分からないのと
同じように)

とある夏の休日。
暴れまわる田舎の親戚の子供たちを大人しく
させるため、私はそいつらにえさを与えることにした。
私だって腹減ったし。

その日、仕事に行った母が作り置きしておいた昼飯は、
ゆでたパスタとミートソース
しごく簡単な、でもまぁ無難な昼飯である。

早速、私はパスタを皿にとりわけ、各人のパスタに
ミートソースをかけ、「召し上がれ」

と、私はなんか足りねーなーと思って、食べ始めた
ガキどもをおいて、台所にあるものを取りに行く。

パスタにミートソースときたら、取りに行くものはもちろん、
粉チーズだ。

粉チーズを持って帰ってきて、パスタにふりかけて、
いっただっきまーす

と、口の前までパスタを持ってきた時、私は
2つの視線に気づく。

え。なにどうした?

「ねぇなにそれ?」

ん?え?もしかしてかけすぎって言いたい?
お姉ちゃんね、粉チーズだいすきなのよ。
ミートソースは当たり前なんだけど、パスタだったら、
カルボナーラにも、ペペロンチーノ相手だって、
粉チーズ大量にかけちゃうのよ。

いや、そういう目線じゃないな。
よく見ると、二人の視線は、私の傍らにある
粉チーズの容器に向けられている。

「それなーに??」

え。もしや。もしかして。。。

そう。
こいつらは知らなかったのだ。

「粉チーズ」という食材の存在を。

こんなに、このガキどもが不憫だと思った瞬間は
今までなかった。

このガキどものうちは、おじいちゃんからこいつらまで、
3世代7人家族。

大人ばかりの食卓には、もしかしたら若者向けの
粉チーズなんていう嗜好品は置かれることが
なかったんだろうか。

その後、私はガキどものパスタにも粉チーズを
ふりかけて、ガキどもは大変おいしそうに、
パスタをほおばって、そして帰って行った。

後日、親戚のうちで雨宿りをする私に、
そいつらのおばあちゃんであるところの
私の叔母は言った。

「おめはこいつらに粉チーズ教えただろ」

あ。はい。教えました。

「そんな贅沢なもの、教えんでくれや」

あのあと、家に帰ったガキどもは、おばあちゃんに
今日の出来事を報告し、言ったらしいのだ。

粉チーズ、買って、と。

曰く、このうちではミートソースのパスタもあんまり
食べる機会がないので、そんなの買っても使わないんだと。
(確かにそう話している目の前にも、ひじきの煮物だとか、
から揚げだとか、そういう昔からの伝統的な食べ物が
広がっていた)

だから、そんな使われることのない嗜好品を教えて
もらっても困るんだと。

確かに、子供のころからいいもの食べさせすぎると、
大人になってお金がないときに困るんだろうなぁとは
思う。

で、でも。
さすがに粉チーズが分からないのは、ちょっと、
厳しくないか。

これが、田舎と都会の、年寄り大家族と若者核家族の、
格差なんだろうか。

みかんと食育
粉チーズと格差

どこまでが子供に教えるべき基礎知識で、どこからが
贅沢なんだろう。

さて、そんなことを考えていたら腹が減ってきたので、
私はコンビニでパスタでも買ってくるかな。

2008年12月23日 (火)

オトナガイ(ビール編)

大人買い
菓子などに限らず、単に通常人が買う平均を大幅に上回る
量の物を一度に買うことを指す場合もある

先に言っておくと、オトナガイしたあのケーキ、
大人過ぎて代謝が悪くなっている20代後半の
女子であるところの私は、残念ながらカップで
出てきた大き目ティラミスだけは食べきることが
できず、1/3だけ口をつけて後ろ髪ひかれながら
会場を後にしたのである。

しかしながら、まだまだ20代。
回復力は早いままである。

会場を後にした1時間後。
私はこともあろうにケーキ売場にいた。

しかも、購入したのはとびきり大きくて
カロリー高そうなミルクレープであり、
さらには一切れとか遠慮した買い方じゃなく、
ホールで。

大きなケーキの包みを抱えながら、自分でも
何やってるんだろう私、と思いながら、電車に
乗ってたどり着いた高級住宅街。

最初に集合場所の駅に到着した私は、しばらく
グータンで一番最初にたどり着いてしまった人が
経験する、「放置プレイ」の気持ちを軽く味わい
ながら、みんなの登場を待っていた。

今日は、お友達ご夫妻のお宅にて、鍋ぺーティー
のご招待を仰せつかったのであった。
(ちょっとセレブ風言い回し。失敗。)

そう。
ケーキはだから、ご招待仰せつかったことへの、
お礼の差し入れ。
だからホールでもいいんだもん。
私が一人でさみしく食べるわけじゃないんだもん。

そして5分後。
次々に改札から出てきた面々の差し入れを見て、
私はおののいた。

出てくるのはビールビールビール
みんな、よりによってビールばかり買ってきてしまっている。

しかも、みんな持ってくるビールの種類が違うので、
軽くビールのオトナガイ状態ができあがった。

Cimg0191

その数、しめて40本
種類は・・・どのくらいあったっけ??

ちなみに、私はほとんどビール飲めない。
ってかそもそも酒に弱いのだ。

だから、8人いたって私はまったく戦力に
ならないのであって、だから、絶対に今日中に
全部飲みきることはできないのではないかと
思われた。

しかし、それはたぶん、メインディッシュの
石狩鍋がうますぎたせいであろう。

ケーキ食べ放題2時間後の私が、
何事もなかったかのように鍋を食べてる
間に、鍋と一緒にどんどん減っていくビール。

Photo
(1時間後)

Photo_2
(2時間後)

Photo_3
(3時間後)

このころから、まともに写真を撮らせてくれないほど
みんな酔っ払ってきた様子が伝わるだろうか。

そして5時間後。

Photo_4

見事なオトナガイ芸術作品ができあがった。

途中から焼酎やワインまで混ざってしまったのが
わかるだろうか。

その日は、本当に久しぶりに楽しい酒を飲みながら、
みんなの幸せな話を聞いて、酔っ払いらしくテンション
あがって、次々と靴を蹴り飛ばしつつ駅まで走りながら、
ふと空を見ると、東京では珍しく、素晴らしく星がきれいで、
だけど星座が全く分からない私は、オリオン座の場所なんて
どこにあるか分からないけど、たぶん真上に広がっている
オリオン座に、来年もこんな幸せな話みんなでできれば
いいなぁと、祈ってみたのであった。

お腹もいっぱい。
心もいっぱい。

嗚呼幸せだなぁ、オトナガイって。

2008年11月23日 (日)

おひとりさまとラーメンと焼肉

某雑誌をコンビニで立ち読みしていたところ、
私は「おひとりさま度90%」だと言われた。

それは、「おひとりさま度チェックテスト」
結果通知であり、私は単に、
「青空みてるとどのくらい幸せ?」
とかいう質問に、
「そりゃもうすごい幸せだよ!」とか答えていた
だけなのに、それが、おひとりさま度90%だなんて。
みんなといるとみんなと同じ色に染まって成長できない
トノサマバッタ性質だなんて。

しかし、「ありえない!こんなのあり得ない!」とか
本人は必死で叫んでいるのに、周りの反応は意外にも、
「ほらやっぱり」という感じで、むしろテストの結果よりも
周りの反応のほうが私には「あり得ない」状況だった
わけだが。

そういえば、昔、夜中のタクシーの中で同期にも、
「お前は一人でも生きていける」とか不届きなことを
言われたことがあるのだが、私はそんなに周りから見て
「おひとりさま」なんだろうか。

言っておくけど、私は別に、「おひとりさま」になりたい
わけじゃない。

基本、臆病な、それこそ小動物のような性格だと、
自分では思うんだけど。
ひとりでいたほうが大きく育つトノサマバッタのような
強い人間では、決してない。

だから、知らないところに一人で旅行、とか、そんなことは
私は今までしたことはないし、きっとできない。
(地図読めないし)

ただ、食事とか買い物とかは、すたすたとひとりで
出かけていく。
それが、通常女子が一人では行かない、定食屋とか
ラーメン屋とか電気屋とか、そういうところであるから、
それが周りからみると「おひとりさまプロフェッショナル」
見えてしまうのかもしれない。

いやでもそれって、根っからのおひとりさまとは
違うんじゃないかと思う。

私の場合は、いわば「結果的におひとりさま」なのだ。

先にも言ったように、私は臆病者だ。
臆病者過ぎて、「ご飯たべよー」とか、
「日曜日買い物いこー」とか、そういうことが
なかなか言えない。

どうしたって、「断られた時のこと」を考えてしまうのだ。

「ごめん、日曜日は用事があって」
「ほかの飲み会があるし」

とか言われると、おそらく普通の人よりちょっと
多めに落ち込んでしまう。

それに、みんなを集めて予定を調整するなんてことは
O型的にめんどくさくてできないから、だから結果的に、
誰からもお誘いがなかった日曜は、ひとりで街を
徘徊してしまったりするのだ。

そうして、徘徊しているときに一番恥ずかしいのは、
「知ってる人に出会ってしまうこと」である。

先日、仕事帰りに腹を空かせて駅までたどり着いた
私は、家の近くのラーメン屋にふらふらと吸い込まれて
行った。
お得意の、「おひとりさまラーメン」である。

「ラーメンとライス!」とカウンターで頼んで、
コート脱いで水をぐぐっと飲んでカウンター内の
店員さんの手つきをいつものようにじっくり見る。

と。

何やら右のほうに見たことのあるような顔が・・・

あ。

それは、同じプロジェクトをやっている会社の
先輩であり、その先輩様がこのラーメン屋に
いることは、社宅の近くなので、言ってみれば
当り前のことであり、男だらけのラーメン屋で、
私はさぞ目立っていたのだろう、もう結構前から
向こうは私の存在に気づいていたようで、
苦々しく「お疲れ様」と声を掛けられてしまった。

「あ。おつかれさまです」

と、たどたどしく答えてみたが、彼に気づく前の
私の気の抜けた姿を見られたのかと思うと、
もうそれは気が気じゃない。

おひとりさまのときと、みんなの前じゃ、
たぶんそうとうイメージにかい離があったこと
だろうと思う。

そう。ラーメン屋、特に家から近いラーメン屋は、
私の「おひとりさまスペース」である。

でも、やっぱり「おひとりさま」では入りにくいところも
多々あるわけで。

それが、焼き肉屋さんである。

最近はおひとりさまで焼き肉を食べる
「つわもの女子」もいるのだと聞くが、
さすがに私もそこまでは、と思うし、焼き肉みたいな、
食べ終わるまでに時間のかかるメニューは、
みんなでわやわやと食べたいものである。

そうしてやってきた焼き肉屋
そういえばウイルスにやられて以来、焼き肉なんて
まともに食べてなかったなぁ。

そこは、「新橋の焼き肉屋」、という先入観から
かけ離れた、こぎれいでおしゃれな焼き肉屋であった。

張り切って集合時間より30分前にたどり着いてしまった
私たちは、とりあえず「おふたりさま」からビールを
飲み始めた。

みんなも楽しみにしていたのは同じらしく、
時間より前に珍しくちゃんと集まって乾杯をし、
なんとも久しぶりに、まともな時間にまともな
肉を食べ始める。

久しぶりの友達。久しぶりの焼き肉。

店員さんの日本語はかなりたどたどしいものであったが、
肉の質は素晴らしいものである。

カルビ、上カルビ、
タン、上ハラミ、上ロース、ミノ、ハラミのしっぽ

それらの肉はほとんど焼かなくてもよいほど
素晴らしい上質肉であり、だからなのか、
みんなどれだけ楽しい話をしていても、肉を
網の上にのっけると、どうしても話なんてそこそこに、
肉の焼き具合を必死で見つめてしまう。

そんなみんなの姿が面白くて、そこにまた
話の華が咲く。

ああ、幸せだ。
みんなで肉囲むのって、幸せだ。

うん。
やっぱり私は、「おひとりさま」主義じゃない
誰がなんと言おうとも。

新橋正泰苑 (焼肉 / 新橋、内幸町)
★★★★★ 4.5

2008年10月28日 (火)

まさかの続編(とある自動販売機での出来事)

まさか、続編があるなんて、先週末誰が思っただろう。

それは月曜の朝のこと。
週末にたまったおもにスパムメールをゴミ箱に入れてる
ところだったから、危うくそれもゴミ箱入りになるところだった。

しかし、すんでのところで私は気づいた。
これは、私がお問い合わせフォームに書き込んだ
文句に対する返信なのだと。

逆切れしてなんかウイルス的なもの添付されてたりして。。。
とかいらぬ心配をしながら、恐る恐るメールをあけると。

ご不快な思いをおかけしまして、誠に申し訳ありません。

と、非常に低姿勢なご挨拶。
こっちが恐縮してしまう勢いではないか。

商品をお求めいただきましたのに別の商品が出来てきたと
いうことで、大変ご不快な思いをおかけしておりますこと
重ねてお詫び申し上げます。

いえいえ。
そんな、そんなに謝られても。

考えられますのは、担当の単純な補充ミスか、自動販売機の
設定ミスだと思われます。 今回は、カルピスソーダの設定が無いと言う事ですので、
単純な補充ミスだと思われます。申し訳ございませんでした。
単純な補充ミス・・・ねぇ。
ふーん。
とか、寝ぼけなまこで恐縮しながらメールを
読み進めていた、ちょうどその時、私の内線が
なった。
電話の相手は、おえらい役員様の秘書様であり、
そんな人が電話かけてくるのは、役員様のご予定が
急に変更になって、かなり前から取っていたアポイントが
あえなくパー、というときくらいなので、私はかなり
覚悟を決めて通話ボタンを押したのだが。
えらくあわてた様子の秘書様は、いきなり切り出した。
「業務外なんですけど、いいですか?」
業務外?なんでしょう。
飲み会のお誘いでしょうか。
それとも合コンでしょうか。
秘書様のお知り合いの男子でしたら、100%身元のしっかりした
素晴らしい男性と存じますので、ぜひご一緒させていただければ。。。
なんていう妄想を抱きながら、先を促すと。
「この前のプレミアムカルピスって、その後どうなりました?」
あ。そうだった。
秘書様は見ていた、あ、いや、ご覧になって
いたのだった

プレミアムかと思いきやソーダ!とか言って私が取り乱していた
あの瞬間を、役員様のお使いになった湯呑茶碗など洗いながら。
「私もやっちゃったんですよ。すっかり忘れて。」
そう。
秘書様ともあろうお方が、やっちまったというのだ。
私のあの狼狽っぷりを間近で見ながら、週末はさんで
月曜になったらすっかり忘れて、朝っぱらから
プレミアムかと思いきやソーダのボタンをプッシュ
しちまった
というのだ。
「その後、どうされました?」
秘書様は私が金曜にどうしたのか聞いてくる。
えっと…金曜日は…
「…飲んで、しまいました。」
すみません!ごめんなさい!
プレミアムがあれだけ飲みたかったのに、
ソーダが出てきたら、結局ソーダに魂を売って、
飲んでしまったのです。
「あ、そうですか。」
秘書様は、微妙に落胆したようだった。
ソーダに魂を売ってしまった私に。
やばい、秘書様を落胆させてしまったら、
役員様のご予定を抑えられなくなってしまうではないか。
しかし、話は思わぬ方向に進んでいった。
「私、電話したんですよ。」
え?!
秘書様自らお電話なさったんですか?
自販機の会社に?
「そしたら、今日の10時から11時の間くらいに、
取り替えに来るらしいですよ」
さすが。
さすが秘書様。アポとりのプロ。
「じゃ、自販機の人来たら呼びますねー。」
人のアポイントを余裕で却下するいつもの対応とは
打って変ってなんと丁寧な秘書様の対応。
あっけにとられていると、すぐに横からお呼びがかかった。
「来ましたよー。」
秘書様!
わざわざこんな庶民の座席まで来ていただいて。
そして、秘書様と私、ありえないコンビで廊下に飛び出した。
自販機の前で待っていたのは、ジュースの補充に来た
お兄ちゃんだった。
とりあえず秘書様は彼から130円を返してもらい、
会社に文句メールを書いたのが私だとわかると、
お兄ちゃんは恐縮しながら、私に差額の20円を返してくれた。
やっぱり110円だったのね。カルピスソーダ。
「どうしてこんなことに・・・」
といぶかしげに聞くと、お兄ちゃんは答えた。
「もう少ししたらソーダを売ることになっているので、
それが間違えて出てしまったようです。」
間違えて出ちゃうことなんてあるのかしら。
いまいちぴんと来ないけども。
「もう補充しなおしたんで、正しいのが出ますよ」
おおおお!
これで念願の、プレミアムカルピスに出会えるじゃないか!
しっかりとその瞬間をお兄ちゃんに見せつけるため、
お兄ちゃんのいる前で130円を投入し、プレミアムの
ボタンをプッシュ!
ゴロゴロと重低音が鳴り響き、出てきたのは…
Dvc00018 
今度こそ、プレミアムカルピス
思えば、金曜の朝、プレミアムのディスプレイと出会ってから、
4日という月日がたち、やっと出会えたプレミアムカルピス。
喜びもひとしおである。
ありがとうおにいちゃん。
ありがとう秘書様。
これで、今週も仕事がんばれます。
以上、まさかの続編、めでたく終了。

2008年10月25日 (土)

とある自動販売機でのできごと

とある金曜の朝。
今日さえ働けば、あとはぐずぐずの週末が待っている。

うれしさ8割さみしさ2割
そんな複雑な気持ちを抱えて、私は自動販売機に
向かった。

お茶を買うために、110円を持って。

しかし、そこで私は発見した。
お茶の数十倍すばらしいものを。

それは、プレミアムカルピス

昨日までは確かにそこには普通のカルピスが
置かれていたのであるが、秋も深まってきて、
さっぱりよりこってりが好まれる時期になってきたので、
さっぱりカルピスからこってりプレミアムに変更
されたのであろう。

カルピス
それは、初恋の味だと人は言う。

じゃあ、プレミアムカルピスはなんなんだろう。
プレミアムな初恋?
でも、初恋ってどっちかっていうと、プレミアムって
いうより、素朴でシンプルなものでしょ?
それがプレミアムってどういうこと?

子供の初恋じゃなくて、大人の初恋ってこと?
落ち着いた、大人の雰囲気漂いまくってるけど、
心はとってもピュア、みたいな。
本来初恋じゃできないような、プレミアムな経験
がついてくるってこと??

そんな妄想で、朝から気分はとてもハイになってきて、
お茶なんかもうどうでもよくなってきた。
プレミアム初恋、もとい、プレミアムカルピスを
買わねばならない。

しかし。
手元には110円
昨日まで110円だったはずのカルピスの居場所は、
プレミアムになったとたん130円

・・・足りない。
そ、そりゃそうだよね。
プレミアムだもんね。
一朝一夕で買えるようなお値段なわけないわよね。

と、とりあえず当初の目的通りお茶を買って、
自席に戻り、仕事を始めることにする。


夕方。
はなきんであらかた空っぽになったフロアを
見回して溜息をつく。

いや。私はがんばれる。まだまだがんばれる。
だって、廊下に出ればプレミアムカルピスが
待っているじゃないか。

プレミアムな気分になって、もう少し仕事がんばろう。

と、今度こそ私は、余裕をみて200円という
大金を持って自動販売機に向かった。

プレミアムな初恋ってどんな味♪
なんて鼻歌ひっかけながら。

人気のない給湯室でプレミアム初恋を購入・・・
よく分からないけどなんかドキドキするシチュエーションだ。

なんだかミョーに興奮しながら200円を投入し、
プレミアムのボタンをプッシュ。






と。

ガチャン!と大きな音をだして出てきたのは・・・




Dvc00017

高級感あふれるプレミアムの外観とは似ても似つかない
安っぽいパッケージ
そもそも、プレミアムの入れ物はペットボトルだったのだ。
どうして缶。

それに、気になるのは値段の問題である。
昨日までここにあったカルピスは110円
プレミアムカルピスは130円

じゃあ、カルピスソーダは??

やすっちい外観と薄いカルピス濃度。
どっちかというと、絶対110円のほうが有力だ。

これはただ事じゃない。
対価が同じなら後は好みの問題だけだが、
支払った金に見合わないものを与えられるのは
我慢ならない。

くっそぉ。
どうしたらいいんだ。
この怒り、どこにぶつけるべきか。

と。
自販機の端っこに電話番号を見つける。

こいつだ。
こいつに文句言って、20円返却してもらわねば
ならない。
いや、返せ、なんて子供じみた事は言わない。
これ以上、プレミアムとソーダの取り違えの被害に
遭うかわいそうな同僚を増やしてはいけないと思ったんだ。
(建前)

即座に電話番号を記憶し、自席に駆け戻って
電話をかける。

しかし。
数回のコール音のあとに聞こえてきたのは、
「不在です」という、あたかも普通の家のような
留守電であった。

どうやら受付は18:00までのようだ。

それでも、普通、お問い合わせ用の電話であれば、
「○○会社、お問い合わせセンターです。
大変申し訳ございませんが、ただいまの時間は
お問い合わせをお受けすることができません」

くらい言葉を重ねるのが普通であろう。
それがまた、「不在です」って。

電話がつながらなきゃ、怒りのぶつけようもない。
仕方なく仕事に戻るのだが、いらいらいらいらして、
仕事も手に付かない。

だから私は自販機に書いてあった会社のHPを
開き、お問い合わせフォームに怒りをぶつける
ことにする。

プレミアム押したらソーダが出ちゃったじゃないかと。
プレミアムとソーダは値段が違うだろうと。
そもそも、この自販機にはソーダは売ってないはずなのに
ソーダが出るとはどういう了見か
と。

いらいらしている頭を、カルピスソーダで冷やしながら。

うすら寒い秋の夜長と、それには似つかわしくない
真夏の味、カルピスソーダ。

はてさて。
お問い合わせフォームに書き込んだクレームについて、
回答は返ってくるのであろうか。
そして私の20円の行方は。

回答が返ってきたら次回、あるかも。

2007年11月13日 (火)

親子の宿命

夜遅く家にたどり着き、
昨日のご飯があまっていたので、
超簡単だけど、満腹になる夕食を
作成し、いただきます。。。




その瞬間、私の目の前には、ある情景が
思い浮かんだのだった。

私の出身地は、どういう統計に基づいたものか
全然分からないが、
「全国で一番サバ缶を消費する市町村ランキング」
1位なんだそうな。

「竹の子+サバ缶汁」という、私の中では
かなり当たり前のメニューであったものが、実はうちの
地元でしか作られない料理であることが主な理由らしいのだが、
うちの父も、サバ缶の消費量アップに、少なからず尽力
していると思う。

なにしろうちの父、2日に1缶はサバ缶を平らげる。
別に、そんなにしょっちゅう竹の子汁を作っているわけじゃない。
ご飯のお供に、サバ缶をそのまま食べるのだ

母がどんなに手の込んだおかずを作っておいても、
夜遅く帰ってきた父は、母の作ったおかずには
ほとんど手をつけず、熱燗を飲みながら、サバ缶と
ご飯をひたすら食べ続ける。

せめて、サバ缶をお皿に盛ればいいと思うんだが、
父は、サバ缶のふたを開けて、そこにしょうゆをぶっこみ、
そのまま食べる。

そして、それだけでは足りなかったとき、
父は、おもむろに台所に出かけていく。
そして、いつもの引き出しを開けて、お湯を沸かし、
待つこと3分。

そう。父は、すでにご飯を食べ終わったあとにも
かかわらず、腹を満たすために、カップ麺
自分で作るのだ。

どうやら、父のこの食生活は、若かりし頃の一人暮らしの
ときに身についたらしい。
お金もなければ、たいした料理もできない。
そういう状況をなんとか乗り越えるための、
苦渋のメニューだったらしいのだ。

そして、その後30年たった今でも、あの頃の
貧乏メニューが忘れられず、今に至るというわけだ。

そして父は、サバ缶とご飯とカップ麺を平らげながら、
夜中のニュースを見て、私にコメンテーターのような
解説をするのであった。。。




そして、私の目の前の食卓に戻ると、
食卓に並ぶ夕飯は、

シーチキンの缶詰を缶ごとフライパンであっためて
 しょうゆをぶっかけたもの
・ご飯
緑のたぬき

・・・似ている。
微妙に違うけど、でも明らかに似ている。
サバ缶がシーチキンになっただけ。
しかも、シーチキンはやっぱり缶ごと食卓に並んでるし。

昔は、なんて健康に悪そうなメニューだろうと思ったのに、
一人暮らし生活が長くなってくると、どうしてこうも似て
しまうのだろう。

さらに、私の視界の先にはNEWS JAPAN
見てる番組まで、一緒。。。

父よ。
あなたの晩酌用熱燗を毎晩作っていた娘は、
着実にあなたと同じ道を歩んでいます。
このように無駄なところまでしっかりと。。。

2006年11月30日 (木)

松屋の秘密

今週はとっても忙しい。
今日も終電になって、地元の駅につき、
お腹すいたけど、夜も遅いし、ごみはたまってるし。

こういうときは、やっぱりあれだ、松屋だ。

夜中であることも忘れて、ビビン丼にがっついていると、
やってきたのはヘルメットをかぶったおじ様。

店内のポスターを見ながら、店員さんに尋ねる。
「これはどれ?」

これ、とは、ポスターにある、「プラぎゅう」。
牛飯に牛を追加する、というスペシャルメニューだ。
プラぎゅうが、自動券売機で買えるかどうか
聞いているらしい。

答える店員さん(若いけど働いている期間は長そうな方)。
「券売機では買えません。
牛飯を買ってもらえれば、レジでつけます。」

なるほど。
券売機ではプラぎゅうは買えないのね。

作り始めるさっきの店員さんと、
お金をもらう店員さん(おばちゃんだけど新米)。
おばちゃんの方が、
プラス、うし、だからプラぎゅうなのね
と、いまさら、店員としてあるまじき台詞をはいている。

と。
出てきたのは、普通の牛飯。

それに加えて、牛だけがのった小皿。

あれ。
ぎゅうめしにプラス牛なんだから、普通、丼のうえに
死ぬほど牛がのってくるんじゃないのか。

おばちゃん店員も、同じ疑問を感じたらしい。
不思議そうな顔で若い店員を見る。

すると、若者が、客の前であるまじき企業秘密を
口にした。

「本部では、どんぶりに全部肉をのせるように指導
してるんだけど、あまりにもひどい有様になるから、
みんな牛皿みたいにして出してるんだ」

本部と店舗があまり仲良くない。
店舗が本部の言うことを無視。
しかも複数店舗が結託。
さらには本部を侮辱する。

・・・松屋も、所詮は普通の一企業であることを
認識させられてしまう、そんな世知辛いひと時だった。

ああむなしい。

2006年5月29日 (月)

新作 牛めし

米国産牛肉が輸入されなくなってから、もうどれほどの
月日がたったでしょう。
そろそろ解禁かな、と思えばまた問題が勃発して、
調べてみたら、もう2003年の終わりからずーっと
アメリカから牛がやってきていないなんて、知ってました?

この騒ぎで、一番ダメージを受けたのは、なんと言っても
牛丼業界ですよね。

その牛丼業界の大手、松屋が、ついに、アメリカなんて
待ってられるか、ということで、オーストラリアの牛さんを
使って、新作牛めしをリリースしましたね。

アメリカの牛さんが禁止になってから、豚めしの、あの
ごぼうでごまかした感じが好きになれなくて、松屋のときは
常に牛焼肉定食とか、カルビ焼肉定食とか、そのあたりに
終始していた私。

でも、いつまで待っても解禁の予感はなく、私もそろそろ
待ってられないので、豪州の牛さんを味わってみることに
しました。

チナッチャブルの曲が流れる店内で、早速牛めし+生野菜セット
をオーダーします。

定食のときはいつも出てくるのが激しく遅いですが、さすが、
本職ですね。
牛めしはあっという間に出てきます。

卵かけて、ぱくっと一口。

・・・んー、卵かけたせいかなぁ。
味がしないんですけど

・・・んー、なんていうかなぁ。
たまねぎ硬いんですけど

お肉がやわらかいのは評価しますが、
その他は。うーん。

これなら、ごぼうのにおいを我慢して豚めし食べたほうが
まだいいです。

松屋はもともと牛めしは他の店よりはクオリティー低かった
からなぁ。
豚めしは他の店より多少高いクオリティーだったような
気がします。

・・・やっぱり、アメリカの牛さんに早く再開したい、今日
このごろ。

まだしばらく、松屋では、牛焼肉定食屋さんということに
しておきたいと思っています。

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