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2011年5月

2011年5月 7日 (土)

おひとり様映画館再開~八日目の蝉~

11ヶ月、サボっていたblogなるものを、
気まぐれにもふと、なんの覚悟もなく、
再開してみんとす。。。

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2ヶ月以上も映画館から遠ざかっていたのは、
なんとも意気地なしな理由からだった。

あの地震から1.5ヶ月。
とにかく怖かったのだ。
暗いところに閉じ込められるのが。

それでも、いつまでもそんなこと
言ってられないから、勇気を出して
例のごとくおひとり様でやってきたのは、『八日目の蟬』

それにしても、困ったのはこの花粉症だ。
しっかり泣くつもりでやってきたのに、
始まる前から、すでに鼻がぐじゅぐじゅである。

しかし、花粉症のせいにしていられたのも最初の
10分といったところか。

裁判シーンから始まる映画。
私から、一番かわいい時期の子供を奪った、と
責め立てる本当の母親に対して、裁判の最後に
希和子(永作)が一言言うのだ。

私に、子育ての機会をくれて、
ありがとうございました


と。

本を読んでから映画館に来ている私には、
もうそれだけで、お腹いっぱいである。

と言っても、これは本のように、最初に希和子目線で
語られるものではない。
裁判が終わると、出てくるのは、大人になった
薫、いや、恵理菜(井上)。

そう。映画では、大人になった恵理菜に導かれる様に、
あのときの希和子と薫が現れる。

本だと、どうしても最初に語られる、希和子の言葉に
同情してしまって、不倫容認、はたまた誘拐容認
みたいになってしまうが、最初から恵理菜と
希和子&薫を交互に出していくことで、ある意味
公平に、事態を判断していくことができる。

でもだから悩んでしまう。

結局これは、誰が悪かったんだろう。
被害者って誰なんだろう。
まして加害者って?

そんな私の疑問を抱えたまま、それでも
恵理菜が薫を探しに行く旅は進んでゆく。

そして「薫だった頃」を思い出せたとき、
その胸に去来したもの。

それは、加害者だった、誘拐犯だった「母」の、
どこまでも無償な愛
…だったよね、きっと。

不倫はダメ、誘拐はダメ、そんな感想を最後に
持った人も多いようだけど、個人的には、
それがどんな形であれ、幼い頃に愛されていた
記憶がしっかりしていれば、きっといいお母さんに
なれる、という希望を持てた映画だったと思う。

…と、2時間半で、さっきもらったばかりの出会い系の
ポケットティッシュをほぼ使い果たして顔も鼻も
ぐじゅぐじゅで映画館を出た私は、最近どうしても
考えてしまう思いを新たにする。

私、このままだと人生のどこかで希和子と似たような間違いを
犯しそうだ。ほんとに。

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