« 元祖あかりさん | トップページ | 怒れるおばちゃん »

2010年4月18日 (日)

憧れの人

それは、3月のライオン発売日の、心地よい
金曜日のこと。

3月のライオンを即喫茶店で、人前でウルウルしながら
読み切り、その足でチャリンコを買いにゆき、一目ぼれした
チャリンコを即ゲットして、私はかなりご機嫌で英会話を
たしなんでいた。

そんな大事な会話がTwitterでなされているとも知らずに。

その日は、会社休みだから、と張り切って、英会話を
2コマとっており、半分たったところで、「じゃ休憩しますか」
と言われて、お手洗いにたった、その時だった。

ちょこっとのぞいてみたTwitterで発見した、
衝撃的な事実。

ひょんなことから始まっていた、友達同士のマイラバ談義。
その中で誰かが言った。

「そういや、マイラバのサイン会がどっかであったような・・・」

え?ちょっと事情が、事情が飲みこめないんですけども。

そうして始まる2時限目。
もう完全に、私は上の空である。

前にもどこかで言ったと思うが、恥ずかしさを承知で、
もう一度言おう。

My little loverが好きだ。

中3でデビューしてから、あ、なんか違うな。
私が中3の時にデビューしてから、
早15年目
あの衝撃的な、Man&Womanから、早15年目

15年間ずっと、私はMy little loverが
好きだ。

で、そのマイラバの、サイン会がどうしたって??

英会話が終わって、家に帰るはずであったのだが、
気になって帰れない。
英会話のロビーでせかせかとネットすると、サイン会は
なんと次の週だというじゃないか。
しかも、会場は、この英会話教室から歩いて5分だ。

整理券、整理券ってまだありますかね?

、即座にネットにあった電話番号から電話をし、
夜の新宿を、私は走る。
なんでネットのつぶやきごときに振り回されちゃってるんだろ、
私、と軽く自嘲しながら。

あれから1週間。

200番中190番、という売り切れすれすれの整理券を
ゲットした私は、1週間前と同じように、英会話教室から
イベント会場に向かう。

この前は歩いた道程を、今度はチャリンコで。

イベントは2時からだが、挨拶も何にもなく、ひたすらサインだけを
する会のようで、ほぼどべの私は、2時20分に来い、と書かれて
いたが、そんなに落ち着いていられるわけがない。

駐輪場を探すのに多少手間取ったが、それでも14時05分には
会場にたどり着く。

しっかし、着いた時間には関係なく、こうもしっかり
整理券の番号通りにならばされると、
「お前はファンとして、
前の番号の人よりちょっとだけレベルの低い奴だ」

言われているような気がして、昨日まで1番だと思っていた
私は、勝手に一人、少しだけへこんだ。

そうして待つこと、約30分。
「では5人様、おはいりくださーい」

と、仕切りの中に通される。
つ、ついに、あこがれ続けて15年、やっとこんなに間近に
akkoが!

と思ったのもつかの間。
仕切りに入ったのに、肝心のakkoの周りには側近の
者どもがたくさんいて、横からは全然akkoが拝めない。

結局、akkoがちゃんとみえたのは、そこから約5分後の
こと。

15年の時を超えて、あの頃の黒髪は茶髪に、ストレートは
パーマに、そしてちょっとあの頃より痩せたけども、

naturalさは全く変わることのないakkoがそこにいた。

そしてakkoの前では、「今度のツアーいけないんですよー
ごめんなさいねー」
とか井戸端会議ばりにしゃべっている
おばちゃん。
あ。こういうときって、サインしてもらってる間って、もしかして
なんかしゃべったりして交流深めるもんなんですか。

(サイン会初心者)

え?なにしゃべろう。次のツアーは行く予定ないし、
テレビでよく映るあれみたいに、
「いやーー!好きでした!
ずっと!」
って告白するような、そういうテンションでも
ないし。

(ビジュアル系とかジャニーズとかじゃないんだから)

うわー、どうしよう、しゃべることはたくさん
あるはずなのに、いったいこの限られた時間で
どうしたらよいのかしら!

ってギャーギャー考え始めた途端、列がどんどん進み始め、
気付けば、私はakkoの真ん前にいた。

「こ、こんにちは…」
おずおずと話しかける私。

「こんにちはー」
余裕のakko。

(当たり前だ。これが仕事だ)

無言の私の前で、すらすらすらすらとサインを書く
akko。
やべぇ。なんか言わないと終わっちゃうぞ、私。

それはもう、卒業式で先輩に告ってしまう中学生女子の
気持ち
そのまんまである。

「今日言わないと、もう明日から学校で会えないのよ!」

「が、がんばってください!」

がんばるって何をだよ、と、言った後に私は思い、
あわあわしてしまう。

でも、そんな私を笑うようなこともなく、
「ありがとー」と一言、彼女は言って、今サインしたばかりの
できたてほやほやの本を手渡してくれた。

ほわ~、と地に足がつかないまま、私はチャリンコで
走り出す。
なんか、魔法にでもかかったみたいだ。

そして、魔法にかかった私は、気づいたら新宿を抜けて、
代々木にたどり着いていた。

(行きたい方向とまるで逆)

結局、どんだけ大人になっても、あこがれの人の前では
木っ端みじんになってしまう。
まだまだ、私、ピュアだわ☆
まだまだ、私、若いんだわ。

« 元祖あかりさん | トップページ | 怒れるおばちゃん »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 憧れの人:

« 元祖あかりさん | トップページ | 怒れるおばちゃん »

無料ブログはココログ

ribbon

twitter

Booklog

最近のトラックバック

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31