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2010年3月13日 (土)

テレビっ子たちのお引っ越しスペクタクル その2

さて、父に初録画の権利を譲渡し、家に
戻ると、母は、もうほとんど家の掃除を終わらせ、
私たちを待っていた。

残りのごみを処分している母を再び家に残し、
私と父は、雨の中買い物に出る。

徒歩で向かった先は、旧家の近くの生活用品屋さん。

もちろん洗濯機の下に置くものを探しに行くのだ。
もう頭の中は、録画譲渡と洗濯機でいっぱいである。

煉瓦、と引っ越しのおじちゃんが言っていたのに、
父はテレビ見ていて話聞いてなかったのだろう、
一生懸命、木の板を探している。
排水管に当たらないような、丸い木の板。
でも、なかなかいけてるサイズの木の板がないのだった。
最終的には、のこぎりで切らなきゃ、という話まで
店員さんと父がしていて、私はさすがに焦った。
この東京大都会のどこで、のこぎり振り回すというのだ。

煉瓦だって、おじちゃんが言ってたよ、と後ろから
私が口をはさむと、やっと父は気付いた。
確かに、煉瓦がいいかもしれない。

しかしながら、このお店には煉瓦的なものがなく、
いったん家へ。

そして、すっかりかたづいた家に寮長さんを呼び出し、
点検をしてもらい、鍵を返して家を明け渡す。

あっという間だ。

旧家の裏のかっぱ寿司で、最後のランチをして、
本格的に新居に向かう。

が、その前に洗濯機。

もう1つの生活用品店にもやっぱり煉瓦は売ってなくて、
だけど私はいけてるものを見つけた。と思った。

洗濯機の音を吸収するための、洗濯機の下に置く
小さい台を発見したのだった。

About 4.5cm。

父の「7cm」に若干及ばないのが、父としては不満らしかった。

だから、その場にあったすのこの小さいやつとか、
ゴムのちょっとした板も購入し、7cmの条件を満たした
私は、問題が解決したような気になって、新居に
たどり着いたのだった。

新居につくと、私と母は直洗濯機の前に集合したというのに、
父がいない。。。

と思ってリビング開けるとやっぱりだ。

そこには、将棋を再生している父がいた。

どうやって女2人で洗濯機設置しろというのだ。
力仕事くらい、父がやらなくてどうするんだ。

とか思いつつも、とりあえず台を設置してみる。
すのこ敷いて、ゴム台をのっけ、、、

あ。

すのこの時点で、トラブル。
すのこ乗っけようとすると、排水管にすのこが
引っかかってしまうのだった。

おとうちゃんおとうちゃん!

将棋を途中であきらめて、洗濯機の前に父も集合し、
洗濯機設置の仕事は父に引きつがれ、洗濯機の前に
3人もいても非効率的なので、私は段ボール開梱の
仕事を始める。

と、ここから、父と母の夫婦喧嘩が始まった。

すのこをあきらめ、ちょっと高さは足りないかもしれないが、
と言いながら、母が洗濯機の台を下に敷き、父が上に
置く、という手法をとったのだろうが、場所が狭くてどうにも
うまいこといかないのだそうだ。

ちゃんとやれよ!とイライラする父と、
やってるわよ!とヒステリーを起こす母。

仕方なく洗濯機のところに戻る私。

と、私が戻ってきたのをいいことに、父はリビングで将棋の
続き。

そう。父はイライラすると、現実逃避をするのだ。
こういうときもやっぱりテレビに。

とりあえず、ぐねぐね曲がっているチューブをくるくるっと
正常な状態に直して、私はもう一度、父を呼びに行く。

夫婦喧嘩は犬も食わない、というが、こういうとき、
娘くらいは食ってやらなきゃいけないのだ。

(いや、その前に私の家の問題だからな)

今度は、私も付き添って洗濯機設置。
父は洗濯機を片手に、なにやら下のほうをごそごそいじくって
いるのだが、どうやら手がでかくて入りきらないのだそうな。

そんならそれで、入らないって言えばいいのに、今度は
意地になっている。

もぉ!と思いながらも、ここはひとつおとなになって、
「ちょっと見して」と私が手を入れると、意外に簡単に
洗濯機の下に手が入る。

なぁんだ。簡単じゃん。私のか弱い腕なら!

そこからは早かった。
ものの1分でチューブを元に戻すと、父は結構簡単に
洗濯機を設置し、洗濯機トラブル完了。
4.5cmの台であったけども、チューブが潰れると
言うことはなかった。

問題が解決し、私は開梱に戻り、父は将棋に戻る。

と、気付くと父は将棋見ながら、うとうとうとうと。
それでも何とか将棋は見終えた父は、うとうとのまま、
あろうことか、まだ私が一回も寝ていないベッドに
侵入し始める

ちょっとぉ!そのマットレス、結構高かったのよ!

なんて愚痴は聞いてはいないようで、まだシーツも
引いてないマットレスで、父はのんきにいびきをかき始めた。

またがっかり。の私。
まぁ父も疲れているので仕方ない、と
なんとか自分で自分を納得させて、開梱作業を
続ける。

そこから、1.5hも寝ただろうか。
テレビで何らかのアニメが始まり、父はその音で
むくっと起きる。

「鋼の錬金術師」。

ワンピースやドラゴンボールはまだ分かるが、
ここまで来ると、これは完全に私の範疇外である。

「これって面白いの?」

えー、と父。

「むちゃくちゃ面白いんだぞ。」

・・・あそですか。

茫然とテレビを見る父に、私は仕事を1つ分け与えた。

「ねぇ。電話の設定してくれる?」

新品のAmadanaの、超おされ固定電話。
開梱とか片づけとか、そういうことができない父には、
電化製品の設定くらいしか与えられる仕事がない。

と、「なにこれ、ほんとに電話?」とか言いながら
設定し終わった父は、突然どこかに電話し始める。

おいおい。新品電話もお父様が先に使われるのですか?

突っ込む間もなく、父が電話をかけた先。
それは実家だった。

通話テスト?と思って聞いていると、電話に出た
妹に、父がなにごとか命じている。

「あのさぁ、9時までに帰らなかったらさぁ、BSでさぁ、
イ・サンを録画しといてくれる?」

・・・またテレビの録画ですか。

と、最後までテレビの心配をしながら、父と母は、
田舎に帰ってゆく。

最後に、車のところまで行ってトランクを開けると、
そこには旧家で使っていた私のテーブル

あのー、これ、粗大ごみ出したはずなんですけど。

というと、父は何事もなかったように宣言する。

「あ。これおれの部屋で使うからさ」

父は、最後までちゃっかりしながら、大きな
パジェロを振り回して帰って行った。

まぁいろいろあったけども、あれから1週間。
今、すばらしく暮らしが快適です。

それもこれも全部父と母のおかげです。
ありがとう。

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