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2009年6月28日 (日)

子供の標的

昔から、男どもにはまったく人気なくても、
近所のチビたちからは絶大なる人気があった。

そしてそれは、今でも続いていて、夏休みに
実家帰ろうもんなら、毎朝従兄の子供が勝手に
実家に上がりこみ、勝手に2階に上ってきて、
まだ夢の中の私の上に乗っかってくる。

そういう子供たちに共通して言えることは、
どうやら私のことを大人だと思っていない
ってこと。

そんな私は、また先週も子供の標的
なってしまった。

原因は明白だ。
私たちが大人っぽくなかったから。

BBQやりながら、水鉄砲水風船を持ち出し、
周りに水ふりまきながら自分たちもどろどろになって、
完全に子供に戻って走りまわっていたところ、気づいたら
私たちの周りには、見知らぬ子供軍団が。

しばらく遠巻きに見ていた子供たちだが、だんだんと
私たちのところに近付いてきて、気づいた時には
水鉄砲が略奪されていた。

それでも、普通、こういうことの相手をするのは男子
に相場が決まっているものであり、お子ちゃまテロリスト
そのルールにのっとって、最初は男子たちを攻撃して
いたので、私は何事もないように、大人のふりして
ディレクターチェアにふんぞり返り、お肉をほおばって
いたのである。

が。

その私の態度がテロリストどもの感情を逆なでして
しまったのか。

急に私の背中に冷たいものが飛んできた。

「ひゃ!」って言いながらのけぞって椅子から
立ち上がってしまった私は、次の瞬間、その選択が
激しく間違っていたことに気づく。

だって、立ち上がったのをいいことに、子供たちが
集団で私を追いかけ始めたのだ。

・・・そ、それから軽く30分。
子供の体力というものは限界を知らないのであろうか。
こっちは精も根も尽き果てているというのに、まだ
子供たちは元気に追いかけてくる。

なんか、これだけ追いかけられてると、水鉄砲で
濡れることなんて、大したことないんじゃないかと
思い始めてくる。

最後のほうは、私は逃げ惑うこともやめ、大人しく
子供の標的になり下がることにしたのだった。

その後、子供たちは母親に見つかりもれなく
連行されていったわけだが、夕方ころ、ひとりの
少女がつたつたと戻ってくる。

大人軍団は、とっさに、その辺に捨ててあった
水鉄砲をテロリストに見つからないように隠す。

そしてその少女は私の所に来て案の定聞くのだ。
「水鉄砲貸して!」と。

へっとへとのこちらとしては、そんなもの貸そうものなら
どんな事態になるか分からないので、とりあえず
だましだまし言ってみる。

「水鉄砲、どっかいっちゃったよ!」

その瞬間の子供の顔は、1週間たった今でも忘れられない。
私のほうを、少女はぎっとにらみながら、捨て台詞を吐いた。

「どうせ、どっか隠しちゃったんでしょ!」

どうやら、最近の子供には、小細工なんて一切通用
しないらしい。

結局、何と言われようと私は水鉄砲を貸さなかったけど、
あの表情にはほんと、こころが、痛んだ。

そして今週。

久しぶりにサークルの同窓会に顔を出したら、一角が
軽く託児所になっていた。

先輩方は子持ちでも全然いいとしても、同級生の子供も
もう2歳半。

そしてその子に、私はどうやら気に入られた、というか、
標的にされてしまったようだった。

急にその子が目をつけたもの。
それはメロン

母親に言わせると、そいつはどうやらメロン、というか、
フルーツは全体的にまったく食べないそうなのだが、
それなのに私の顔をじっと見ながら叫ぶのだ。

「メロン!」

うん。。。そうだよ、それは、メロン。

そしてにこっと笑って、その隣のお皿に目をつける。

そのお皿にも、たしかに誰かが食べ終わった後の
メロンの皮。

「これもメロン!」

うん。たしかに、それもメロンだね。

そしてさらにその隣のお皿。

そこには、ピンクグレープフルーツが食べかけで
置いてあった。

それを見て彼は言う。

「これも、、、これもメロン!
じゃない!」

うん。確かにそれはメロンじゃないね。

なんていうか知ってる?って聞く私の眼を見ながら、
彼はじーっと黙り込んで考えている。

そうか、知らないのか。

「それはね、グレープフルーツ。」

「グググエーフウーウ!」

・・・全然、言えてないぞ、と思うのだが、にっこり
笑って、彼の頭をなでながら私は答える。

「そうだね!グレープフルーツ!」

そんなやり取りが、彼はすっかり気に入ってしまった
らしい。

机をぐるぐるとまわりながら、

「メロン!」
「これもメロン!」
「これも、、、メロンじゃない!」
「なんていうんだっけ?」
「・・・グググエーフウーウ!」

っていうやり取りが続くこと、軽く20回
途中何度も相手するの止めようかと思うのだが、
先週のつまんなそうな少女の顔がちらちらと
浮かんできて、かわいそうになってしまい、なかなか
やめられない。

一通り飽きるのを待っていたら、気づいたら会が
終わりかけていた。。。

あーあ、まただよ。またこういう事態に。
振り回されてばかりじゃいいお母さんにはなれないよな。

・・・・・・・いや、お母さんになる予定なんて、まったくもって
立っていないので、別にいいんだけど、さ。

はてさて。
私が自分の子供とこうやって遊べるようになるのは、
一体いつになることやら。

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コメント

子どもだと思って、子ども扱いすると、なめられるよ。
なので、私は、1歳児に対しても、普通に理由を説明することにしております。
めんどくさくなってきたら、別のものを見せて気を引くか、別の人に注目させるか(笑)
かく言う私も、子に振り回されて、まともに交流なんてできなかったんだけど。。。

た、たしかにいっつもなめられてるような。。。
そんなに子供扱いしているような自覚はないんですけどね。
変に赤ちゃん言葉とか使わないようにしてるし。

うちの父親みたいに、子供がこわがって近寄ってこないような存在にはなりたくないけど、なめられるのだけはなんとかしなきゃいけないなぁ。

ってかなめられるっていうことでいうと、動物にもいっつもなめられてます。

動物に関しては話も通じないし、結構困っちゃうんですよねー。

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