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2008年11月23日 (日)

おひとりさまとラーメンと焼肉

某雑誌をコンビニで立ち読みしていたところ、
私は「おひとりさま度90%」だと言われた。

それは、「おひとりさま度チェックテスト」
結果通知であり、私は単に、
「青空みてるとどのくらい幸せ?」
とかいう質問に、
「そりゃもうすごい幸せだよ!」とか答えていた
だけなのに、それが、おひとりさま度90%だなんて。
みんなといるとみんなと同じ色に染まって成長できない
トノサマバッタ性質だなんて。

しかし、「ありえない!こんなのあり得ない!」とか
本人は必死で叫んでいるのに、周りの反応は意外にも、
「ほらやっぱり」という感じで、むしろテストの結果よりも
周りの反応のほうが私には「あり得ない」状況だった
わけだが。

そういえば、昔、夜中のタクシーの中で同期にも、
「お前は一人でも生きていける」とか不届きなことを
言われたことがあるのだが、私はそんなに周りから見て
「おひとりさま」なんだろうか。

言っておくけど、私は別に、「おひとりさま」になりたい
わけじゃない。

基本、臆病な、それこそ小動物のような性格だと、
自分では思うんだけど。
ひとりでいたほうが大きく育つトノサマバッタのような
強い人間では、決してない。

だから、知らないところに一人で旅行、とか、そんなことは
私は今までしたことはないし、きっとできない。
(地図読めないし)

ただ、食事とか買い物とかは、すたすたとひとりで
出かけていく。
それが、通常女子が一人では行かない、定食屋とか
ラーメン屋とか電気屋とか、そういうところであるから、
それが周りからみると「おひとりさまプロフェッショナル」
見えてしまうのかもしれない。

いやでもそれって、根っからのおひとりさまとは
違うんじゃないかと思う。

私の場合は、いわば「結果的におひとりさま」なのだ。

先にも言ったように、私は臆病者だ。
臆病者過ぎて、「ご飯たべよー」とか、
「日曜日買い物いこー」とか、そういうことが
なかなか言えない。

どうしたって、「断られた時のこと」を考えてしまうのだ。

「ごめん、日曜日は用事があって」
「ほかの飲み会があるし」

とか言われると、おそらく普通の人よりちょっと
多めに落ち込んでしまう。

それに、みんなを集めて予定を調整するなんてことは
O型的にめんどくさくてできないから、だから結果的に、
誰からもお誘いがなかった日曜は、ひとりで街を
徘徊してしまったりするのだ。

そうして、徘徊しているときに一番恥ずかしいのは、
「知ってる人に出会ってしまうこと」である。

先日、仕事帰りに腹を空かせて駅までたどり着いた
私は、家の近くのラーメン屋にふらふらと吸い込まれて
行った。
お得意の、「おひとりさまラーメン」である。

「ラーメンとライス!」とカウンターで頼んで、
コート脱いで水をぐぐっと飲んでカウンター内の
店員さんの手つきをいつものようにじっくり見る。

と。

何やら右のほうに見たことのあるような顔が・・・

あ。

それは、同じプロジェクトをやっている会社の
先輩であり、その先輩様がこのラーメン屋に
いることは、社宅の近くなので、言ってみれば
当り前のことであり、男だらけのラーメン屋で、
私はさぞ目立っていたのだろう、もう結構前から
向こうは私の存在に気づいていたようで、
苦々しく「お疲れ様」と声を掛けられてしまった。

「あ。おつかれさまです」

と、たどたどしく答えてみたが、彼に気づく前の
私の気の抜けた姿を見られたのかと思うと、
もうそれは気が気じゃない。

おひとりさまのときと、みんなの前じゃ、
たぶんそうとうイメージにかい離があったこと
だろうと思う。

そう。ラーメン屋、特に家から近いラーメン屋は、
私の「おひとりさまスペース」である。

でも、やっぱり「おひとりさま」では入りにくいところも
多々あるわけで。

それが、焼き肉屋さんである。

最近はおひとりさまで焼き肉を食べる
「つわもの女子」もいるのだと聞くが、
さすがに私もそこまでは、と思うし、焼き肉みたいな、
食べ終わるまでに時間のかかるメニューは、
みんなでわやわやと食べたいものである。

そうしてやってきた焼き肉屋
そういえばウイルスにやられて以来、焼き肉なんて
まともに食べてなかったなぁ。

そこは、「新橋の焼き肉屋」、という先入観から
かけ離れた、こぎれいでおしゃれな焼き肉屋であった。

張り切って集合時間より30分前にたどり着いてしまった
私たちは、とりあえず「おふたりさま」からビールを
飲み始めた。

みんなも楽しみにしていたのは同じらしく、
時間より前に珍しくちゃんと集まって乾杯をし、
なんとも久しぶりに、まともな時間にまともな
肉を食べ始める。

久しぶりの友達。久しぶりの焼き肉。

店員さんの日本語はかなりたどたどしいものであったが、
肉の質は素晴らしいものである。

カルビ、上カルビ、
タン、上ハラミ、上ロース、ミノ、ハラミのしっぽ

それらの肉はほとんど焼かなくてもよいほど
素晴らしい上質肉であり、だからなのか、
みんなどれだけ楽しい話をしていても、肉を
網の上にのっけると、どうしても話なんてそこそこに、
肉の焼き具合を必死で見つめてしまう。

そんなみんなの姿が面白くて、そこにまた
話の華が咲く。

ああ、幸せだ。
みんなで肉囲むのって、幸せだ。

うん。
やっぱり私は、「おひとりさま」主義じゃない
誰がなんと言おうとも。

新橋正泰苑 (焼肉 / 新橋、内幸町)
★★★★★ 4.5

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