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2008年11月

2008年11月30日 (日)

フユジタク

急に寒さが厳しくなったと思ったら、
気づけば11月も終わりの勢い。

フライング忘年会もちらほらと始まり、
2次会のカラオケ(朝まで)でドリカムの
Winter Songを熱唱したところで、遅ればせながら
フユジタクを始めてみる。

その1:鍋

「鍋は囲むもの」と言ったのは、Room of Kingの
カズエさん
だった。

そうだ。
冬といえば鍋じゃないか。

「囲む」ことはできないとしても、ひとりで食べるとしても、
やっぱり冬の食卓には鍋がほしい。

そういえば、鍋、どこにしまったっけな。
と、ドラマがCMに入ったところで鍋探しを始めて、そして
ふと気付く。

鍋、なかったんだった

そう。
去年まであった鍋は、なくなってしまった。
というか、捨てられてしまったのだ。

ウイルス退治にやってきた母に。

母はあのとき、私が寝てる時を見計らって、
古くなったものを次から次へと捨ててしまった。

そして、その中に、ちょっぴりひびの入った、
私の9年越しの一人暮らしのお伴だった小さい
土鍋も入っていたのだった。
まだ使えるのに。がんばれば。

途方に暮れる土曜の夜中。
土鍋なしでひと冬越せるだろうか。
いやそんなはずはない。
土鍋のない冬なんて。

諦めきれない私は、日付が変わったころ、
ネットで鍋を探し始める。

ひとりで使ってもさみしくないように、大きすぎず、
丈夫そうな鍋。

そして、1週間後。
久しぶりの徹夜カラオケから目覚めたところで、
鍋はやってきた。

Cimg0168

・・・予想より、ちょっと小さいその鍋は、コンロの
五徳にうまくはまらずに、若干直火みたいな感じに
なってしまうが、その辺は、「囲む」ことができない
ひとり鍋の弊害として我慢することとしよう。

そうして、夜のひとり鍋を待ちわびながら、
二度寝に興じていた私を揺り起こすのは、妹のメール。

この子は、どこから聞きつけてきたのだろう。
私の家に新品の土鍋があることを。

これから、家にやってくるというのだ。
DVDを借りつつ、夕飯食べに。

「夕飯たべたいな~♪」のメールに、間髪入れずに
鍋の買い出しに出てしまうのは、姉の性であろうか。

かくして、良かったのか、悪かったのか、
今宵の夕飯は、「ひとり鍋」ならぬ、「ふたり鍋」
相成った。

小さい鍋でちょっとづつ雑炊作って妹と
二人で食べる、初冬の夜長。

やっぱり、冬の鍋は、囲んでこそなんぼ
なのかもしれない。

その2:手帳

12月。
それは、手帳が新しくなる季節。

いや、それはおそらく正しく言えば1月なのかもしれないが、
私のいつも買う手帳には、私のように飽きっぽい人のために、
1ヶ月フライングで使えるように、きっちり12月のページも
用意されており、だから私はそれをフル活用すべく、12月から
手帳を新品にする。

※忘年会も手帳もフライング気味。

ここ何年か、手帳はほぼ日、と決めているが、
今年(来年?)はちょっと特別である。

字がでかくて、議事録用にもう1つノートを持ってるんだけど、
肝心な時にノート持ってくるの忘れるような私のために、
書くところが非常にたくさんついている、大きな手帳が、
ほぼ日手帳のラインアップに加えられたのである。

その名も、ほぼ日手帳COUSIN

Cimg0169

忙しすぎる12月は大っきらいだけど、手帳が新しいと
思うとそれだけでなんだかテンションが上がってくるもので
あり、12月で一番楽しい瞬間は、新品の手帳に忘年会の
予定をひたすらに書き写すとき
なのである。

デートの予定だったら、さらにテンションあがるんだけど、ね。

・・・さてさて。
今から、12月の予定を、新品の手帳に書き写そうかな。

ウフフフフフフフ(サザエさん風に)

2008年11月25日 (火)

万歩計とプリンタの関係性

夏までは、「不摂生万歳!」みたいな生活を
送ってきたのであるが、それが祟ってウイルスに
やられ、3週間生死の淵をさまよって、私は
ようやく気付いたのだった。

「不摂生」は敵である。と。

だから、少しでも健康的な生活を取り戻すべく、
駅伝大会なる、今までの私からは想像もできない
画期的な行事に参加してみたわけだが。

しかしながら、なにしろずくのない私である。
ただ走っているだけでは何とも楽しみがない。

途中で写真を撮ってみる、というちょっとした
楽しみを試みることもあったが、隣の駅まで
走る、といういつもと大して変わらない道中で、
写真に収めるべき景色にであうこともそんなに
ないわけで。

何がいけないんだろうと考える。
なぜ、走ることが楽しくないんだろうか。

と、私はふと思いついた。
そうだ。成果が見えないからだ。
ひとりで週末の夕方をただひたすら走っても、
成果がいまいち分からず、はっきりとわかるのは
足腰の痛みのみ。

そうだ。
成果、成果のわかるものを。

そんなこんなで購入したのが、これ。

歩いてわかる 生活リズムDS(「生活リズム計」2個同梱) Video Games 歩いてわかる 生活リズムDS(「生活リズム計」2個同梱)

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1日スカートとかパンツとかの
腰のところにこの万歩計をくっつけておいて、
帰ってきたらDSにソフトを入れて、万歩計の
ボタンをDSに向けて押すと、DSにデータが
取り入れられるという仕組みだ。

その日、休日出勤帰りにこいつを購入した
私は、早速ジャージのポケットにこいつを
突っ込んでジョギングに出かけ、帰ってくると
息つく間もなくDSに向かってこいつをプッシュし、
ジョギングの歩数を計ってみる。

走り出したのはDS君によると22:06。
家に帰ってきたのは22:25。
そして、歩数は…2250歩

ちなみに、DS君の目標歩数の初期設定値は3000歩で
あるので、2.5kmくらい走ると、もうそれだけで1日の
目標をほぼ達成したような気になる。

気を良くした私は、もちろん駅伝当日も、ジャージの
ポケットにこいつをこっそり忍ばせてタスキを受け取る。

走り始めたのが、12:26。
走り終わったのが、12:40。
実際のタイムが13分41秒であったから、タイム的には
DS君、ぴったりである。

そして、肝心の歩数は、2337歩

ジョギングのときは、まぁ隣の駅まで、と距離も分からず
適当に走っていたのだが、歩数と照らし合わせてみると、
ほぼ距離は合っていたようだ。

ちなみに、この日は駅から駅伝大会会場、とか、
終わったあと赤羽あたりを徘徊して飲み会、とか、
そうやって少しづつ歩数を稼ぐことができたため、
1日で14000歩、という壮大な記録を達成したのだった。

ところで、私はこいつを、走るためだけに使っているわけでは
なくて、ウィークデーにも普通にスカートの腰のところに忍ばせて、
セーターの裾で必死に隠しながら生活しているわけであるが、
驚くのは、特に外出もせず、オフィスで一日お仕事している
だけでも、1日軽く7000歩は歩いているという事実だ。

なぜオフィスにいるだけなのにそんなに歩くのか。
それはおそらく、プリンタのせいであろう。

2月から通っている新しいオフィスは、
ペーパーレスオフィスの名の下、
なるべく社員に、印刷、という地球に冷たい行為
させないよう、大変印刷しにくい仕組みが取られている。

そのため、いざ印刷しようとすると、自席から
プリンタ、という、非常に長い距離を歩かされ、
しかも、私がプリンタのところに行ってからじゃないと
プリントのジョブがスタートされないというこれまた
手の込んだ仕組みまで施されている。

じゃあ、印刷しなきゃいいじゃないか、というのが世論の
大半であろうことと思うが、なかなか仕組みに文化が
ついていかないのがこれまた世の常である。

資料作ってメールで送ったにも関わらず、なぜか
印刷して色合いだのレイアウトだのみないと話が
進められないだろう
と言われ、せっかく電子決裁システムが
完備されても、資料はすべて印刷して持って行き、普通に
文書にサインしてもらって、それを元に代理の方に承認ボタンを
押していただく
、というものすごく無駄かつ地球に冷たい
文化
は、地球が滅亡してもおそらく変わらないんだろうと
思われ、そんな20世紀の、地球<上司という図式に、
21世紀入社のニューエイジ(ガンダム?)たちも振り回されて
いるのが実際のところであり、だから、どんなにプリンタが使い
にくい状況であったにしても、そこはぐぐっと我慢して、きちんと
標準設定(ニコイチ禁止)で提出せねばならないのである。

そんなこんなで、一日何回も駆け足でプリンタのところまで
印刷のために走る、という行為を繰り返しているうちに、
7000歩が達成できる、という仕組みだ。

プリンタ
それは、地球には冷たいけど、私の健康には優しい、
微妙なツール
であった。

そんな世の中の深遠なる原理に気づいたある日の夜、
私は万歩計の目標歩数を、7000歩に設定しなおした

さて、明日もプリンタまで歩きながら、7000歩を
目指すこととしよう。

2008年11月23日 (日)

おひとりさまとラーメンと焼肉

某雑誌をコンビニで立ち読みしていたところ、
私は「おひとりさま度90%」だと言われた。

それは、「おひとりさま度チェックテスト」
結果通知であり、私は単に、
「青空みてるとどのくらい幸せ?」
とかいう質問に、
「そりゃもうすごい幸せだよ!」とか答えていた
だけなのに、それが、おひとりさま度90%だなんて。
みんなといるとみんなと同じ色に染まって成長できない
トノサマバッタ性質だなんて。

しかし、「ありえない!こんなのあり得ない!」とか
本人は必死で叫んでいるのに、周りの反応は意外にも、
「ほらやっぱり」という感じで、むしろテストの結果よりも
周りの反応のほうが私には「あり得ない」状況だった
わけだが。

そういえば、昔、夜中のタクシーの中で同期にも、
「お前は一人でも生きていける」とか不届きなことを
言われたことがあるのだが、私はそんなに周りから見て
「おひとりさま」なんだろうか。

言っておくけど、私は別に、「おひとりさま」になりたい
わけじゃない。

基本、臆病な、それこそ小動物のような性格だと、
自分では思うんだけど。
ひとりでいたほうが大きく育つトノサマバッタのような
強い人間では、決してない。

だから、知らないところに一人で旅行、とか、そんなことは
私は今までしたことはないし、きっとできない。
(地図読めないし)

ただ、食事とか買い物とかは、すたすたとひとりで
出かけていく。
それが、通常女子が一人では行かない、定食屋とか
ラーメン屋とか電気屋とか、そういうところであるから、
それが周りからみると「おひとりさまプロフェッショナル」
見えてしまうのかもしれない。

いやでもそれって、根っからのおひとりさまとは
違うんじゃないかと思う。

私の場合は、いわば「結果的におひとりさま」なのだ。

先にも言ったように、私は臆病者だ。
臆病者過ぎて、「ご飯たべよー」とか、
「日曜日買い物いこー」とか、そういうことが
なかなか言えない。

どうしたって、「断られた時のこと」を考えてしまうのだ。

「ごめん、日曜日は用事があって」
「ほかの飲み会があるし」

とか言われると、おそらく普通の人よりちょっと
多めに落ち込んでしまう。

それに、みんなを集めて予定を調整するなんてことは
O型的にめんどくさくてできないから、だから結果的に、
誰からもお誘いがなかった日曜は、ひとりで街を
徘徊してしまったりするのだ。

そうして、徘徊しているときに一番恥ずかしいのは、
「知ってる人に出会ってしまうこと」である。

先日、仕事帰りに腹を空かせて駅までたどり着いた
私は、家の近くのラーメン屋にふらふらと吸い込まれて
行った。
お得意の、「おひとりさまラーメン」である。

「ラーメンとライス!」とカウンターで頼んで、
コート脱いで水をぐぐっと飲んでカウンター内の
店員さんの手つきをいつものようにじっくり見る。

と。

何やら右のほうに見たことのあるような顔が・・・

あ。

それは、同じプロジェクトをやっている会社の
先輩であり、その先輩様がこのラーメン屋に
いることは、社宅の近くなので、言ってみれば
当り前のことであり、男だらけのラーメン屋で、
私はさぞ目立っていたのだろう、もう結構前から
向こうは私の存在に気づいていたようで、
苦々しく「お疲れ様」と声を掛けられてしまった。

「あ。おつかれさまです」

と、たどたどしく答えてみたが、彼に気づく前の
私の気の抜けた姿を見られたのかと思うと、
もうそれは気が気じゃない。

おひとりさまのときと、みんなの前じゃ、
たぶんそうとうイメージにかい離があったこと
だろうと思う。

そう。ラーメン屋、特に家から近いラーメン屋は、
私の「おひとりさまスペース」である。

でも、やっぱり「おひとりさま」では入りにくいところも
多々あるわけで。

それが、焼き肉屋さんである。

最近はおひとりさまで焼き肉を食べる
「つわもの女子」もいるのだと聞くが、
さすがに私もそこまでは、と思うし、焼き肉みたいな、
食べ終わるまでに時間のかかるメニューは、
みんなでわやわやと食べたいものである。

そうしてやってきた焼き肉屋
そういえばウイルスにやられて以来、焼き肉なんて
まともに食べてなかったなぁ。

そこは、「新橋の焼き肉屋」、という先入観から
かけ離れた、こぎれいでおしゃれな焼き肉屋であった。

張り切って集合時間より30分前にたどり着いてしまった
私たちは、とりあえず「おふたりさま」からビールを
飲み始めた。

みんなも楽しみにしていたのは同じらしく、
時間より前に珍しくちゃんと集まって乾杯をし、
なんとも久しぶりに、まともな時間にまともな
肉を食べ始める。

久しぶりの友達。久しぶりの焼き肉。

店員さんの日本語はかなりたどたどしいものであったが、
肉の質は素晴らしいものである。

カルビ、上カルビ、
タン、上ハラミ、上ロース、ミノ、ハラミのしっぽ

それらの肉はほとんど焼かなくてもよいほど
素晴らしい上質肉であり、だからなのか、
みんなどれだけ楽しい話をしていても、肉を
網の上にのっけると、どうしても話なんてそこそこに、
肉の焼き具合を必死で見つめてしまう。

そんなみんなの姿が面白くて、そこにまた
話の華が咲く。

ああ、幸せだ。
みんなで肉囲むのって、幸せだ。

うん。
やっぱり私は、「おひとりさま」主義じゃない
誰がなんと言おうとも。

新橋正泰苑 (焼肉 / 新橋、内幸町)
★★★★★ 4.5

2008年11月18日 (火)

駅伝と義理と忠誠心(2)

さてさて。
大人たちの醜い応酬を見ていられなくて
アップに出かけた私たちであったが、何しろ
タスキをつなげられるかどうか微妙なラインで
あるからにして、アップごときで疲れてしまうのは
大変もったいない。
MOTTAINAI

というわけで、おそらく走り出したところから500mも
いかないところにある橋の下まで行ったところで、
早々にアップを終えて、引き返す私たち。

と。
アップから帰って来た私たちを待っていたのは、
この日一番の義理の応酬であった。

ちなみに、アップが終わったこのころ、
大会的には、「楽しく走ろう会」という、個人の5km
レースが始まったところであり、駅伝大会はこれが
終わったあとなので、駅伝そのもののスタート時間
まではあと30分くらいある、という状況である。

それなのに。

「じゃあ、私は用があるのでこれで。」

と言ったのは、わざわざわが子までひきつれて
やってきた課長様。

え。あんた何しに来たのよ。
駅伝の応援に来たんじゃないのかよ。
それなのに、駅伝始まる前に帰るって、どういうことだよ。

課長は、そんな私たちの非難の目など全く気にならない様子で、
部長様たちにご挨拶をしてそそくさと引き揚げていった。

あまりの事態に言葉もなく見送る私たち。

・・・いや、個人的には肩の荷がちょっぴり下りた感じで
よいのだが、本当にお前はそれでよいのか、と思ったのだ。
そんな、200%部下への義理と上司への忠誠心で
やってきました
的な印象をばっちり残すことは、
応援に来ないことよりよほどイメージダウンだと
いうことを、わかっていないのだろうか。

とか呆れているうちに、気づけばスタート地点のあたりが
賑わってきている。
さて、走るかね。
もう大人たちの世界の出来事はしばらく忘れよう。

ちなみに、駅伝のチームは5人編成。
1走が5km(2周)を走って、あとの4人はそれぞれ2.5kmだ。

そして、私は4走。
昨日やっと順番が確定したところだけど。

と。
気づくと横にはえらい部長様がおり、
なにやら名簿らしきものを必死で見ている。

部長様。
老眼でそんなもの見てたら、ドライアイになってしまいますよ。
(ハチャメチャ)

そして名簿を指さしながら、部長様はおっしゃった。

「君の走る区には●●部の▲▲部長がいるから、
気をつけるように」

・・・追い越さないように気をつけろと。
ここでも、上司への忠誠心ですか。
でも、そんな人の顔、私知りませんよ。
だいたい会社も違うじゃないですか。
禿げてるからすぐわかるったって、この大会そもそも
平均年齢が結構高くて、そういう人口も多いじゃないですか。

なんて、口には出さないけどね。
私だって大人だから。

さてさて。
そんなことしてる間に、気づけば3走の人が走り出しており、
私も急いでスタート地点に向かう。

人ごみをかき分けて何とか前の人からタスキをもらって、
私は走り出した。
醜い応酬なんて忘れようと、人ごみの中を結構な勢いで。

でも、橋を過ぎて応援の人がいなくなると、急に疲れが
出てくる。
男女混合チームなので、気づけば私の周りを走っているのは
男性ばかり。
当たり前の如く体力が違いすぎるので、どんどんどんどん
追い抜かれていく。

最初のうちはそれでも思うのだ。
追い抜かれて悔しいと。
せめてこいつの背中は絶対見逃すまいと。

しかし、何人もの背中が通り過ぎていくと、さすがに
どの背中を狙えばよいのか分からなくなり、途方に
くれてくる。

極め付けには、私より1つ遅いはずのアンカー(5走)の
人たちにも追い抜かれ、周回遅れかよ!と思ったあたりで
私はいい意味であきらめた。

無理はしちゃいけない。
リズムを乱されちゃいけない。
昔陸上部だった母から習ったじゃないか。
ス、ス、ハ、ハ、吸って吸って、吐いて吐いて、
呼吸法を。

こんな気持ちいい、ぽかぽか陽気の青空の下、
何を急ぐというのだ。
はははは、はははは。
はーはー、はーはー。(もう息上がってる)

と、折り返し地点を通り過ぎ、再び橋をくぐると、
そこには知り合いが結構たくさんおり、みんななぜか、
必死で走る私に話しかけてくるのだ。

私が走ってるのが、なんだか珍しいらしい。

そして、なぜか私も息は上がってるはずなのに、
普通に答えてしまうのだ。

何で走ってるんだろうねー、私にもよく
わかんないんだよー
って。

それが、私の余裕に見えたんだろうか。
周りの要求はどんどんエスカレートしていく。

「手を振るんだ!お辞儀しろ!」

なになに?選挙?

そしてやめればいいのに、私の体も言われるがままに勝手に
動いてしまう。

最終的に手を振りながらゴール!

・・・何やってるんだ私。
大したタイムでもないくせに。。。

ま、何はともあれ、手を振りながらのゴールの瞬間は、
なんともすがすがしいものであった。

再びあの大人たちの所にもどるまでは。

私がゴールして少しして、アンカーの人たちも走り終えた
その瞬間、義理でやってきたえらくないほうの部長様は、
これで自分の義務は果たしたと言わんばかりに、即座に
言い放ったのだ。

「じゃ、僕は用事があるので、これで」

・・・お前もかよ。
今からお疲れ様!ってここでビールを一杯づつ
空けてから打ち上げに行くというのに、今この盛り上がっている
瞬間に、帰るのかよ。

そんな部長様の帰ってゆく背中を見ながらのビールは、
なんともほろ苦い味がした。

私はまだまだ、そんな義理と忠誠心の応援団の一員には
ならないぞ。
あくまでもすがすがしく走る側に居続けないといけないんだ。
と、春の駅伝大会も走る側で出ようと決めた、日曜の午後。

ちなみに、初駅伝のタイム:13分41秒
手を振る暇があるなら、もう少し真面目に走れ。

2008年11月16日 (日)

駅伝と義理と忠誠心(1)

駅伝の直前の職場のランチタイム。
話題はもちろん駅伝の話だ。

どんだけ練習してるのか、とか、
タイムはどんなもんか、とか。

そんな質問に、当事者の私たちは、
「箱根駅伝みたいに、タスキがつながるかつながらないか
微妙なところっすよ!」
とか、軽口を叩いていた。
(まぁ実際そうなんだけど)

と。
その日は下々のものと一緒にランチを食していた
(えらいほうの)部長様がぽつりとつぶやいた。

「おれも応援に行くよ!」

え。
いや、そんなですね、下々の者たちのしょぼい
イベントに、わざわざ部長様がいらっしゃっていただかなくても。

蘇る、BBQのときのあのめんどくささ

まぁでも、それは単なるランチの軽口だろうと、
その時は笑って済ませたのだ。

しかし。
本気だと気づいたのはその日の夜。
わざわざ部長様が私の机のところまで来ておっしゃるのだった。

「駅伝の案内は誰か送ってくれるの?」

え?送るの?

・・・・ああああ、、じゃああああ私がメールしておきます。。。。」

やばい。
自分で口火を切ってしまったじゃないか。

まぁでも、部長様はBBQにもいらっしゃったように、
単にイベント好きなだけなので、ちょっと
めんどくさいけど、そんなにすごい被害はないだろうと
思われた。

しかし。
その2日後の駅伝前日、事態は急変する。

前日の夜、えらい部長様と大してえらくない部長様、
そしてその下の課長様は、3人でお泊り出張に
出かけており、その日の朝に帰社したのだったが。

「おい!」

と、急に課長様に呼ばれる。

「あ。はい。」

「今度の土曜日、駅伝があるって聞いたんだけど。」

・・・知らなかったの?
ランチのときは課長様はいなかったけど、さんざん
業務中にも、みんなで着ぐるみどうするかとか、
練習の様子とか、何番目に走るのかとか、
軽口を叩いていたというのに、気付かないほうが
おかしいんじゃないのか。

そんな不審な顔をする私に、さらに課長は言うのだった。

「僕と部長とえらい部長様の分の駅伝の周知文を
印刷してもってこい」

と。

いや、駅伝の周知文たって、あれは、選手の集合場所とかの
周知なんだけど。

とりあえず急いで印刷して持っていくと、プリントを見ながら
課長はぶつぶつ呟いていた。

「こんなイベントあるの、全然メールでも流れてきてないじゃ
ないか。なんでこんなもの・・・」

なんかちょっと怒っている様子。
私たちが、駅伝に出ることを課長様に言わなかったのが
いけないんだろうか。
いや、でも、別に、駅伝は激しく自由参加なので、別に
わざわざ課長の許可をいただくほどのものじゃない。
しかも、選手選びのときとかも結構飲みの議題にあがってたり
するので、選手以外の人も、駅伝というイベントがあるらしい
ということはだいたい知っているのだ。
知らないのは、単にお前が周りに全く興味を示さないからだろう。

そして、前日にメールで周知してあるにも関わらず、
ものすごく忙しい決裁のお時間に、部長様に「明日の駅伝に
ついて」
お知らせする時間がとられる。

・・・これで入札遅れたらどう責任をとるつもりなんだ。

しかし。
プリントをわざわざ印刷させたものの、えらい部長様以外は、
その時は別に駅伝に行く気はないようだった。
単に、「部下が駅伝に出ることを、俺らはちゃんと
知ってるんだぜ」

というのを、えらい部長様にアピールしているだけ、だと思われた。

そして、駅伝当日の朝。
天気予報では雨の予定であったが、
秋晴れのなんとも素晴らしい青空。

Photo

隣の野球グラウンドではおじさま球団たちの試合が
行われており、応援団のブラスバンドもいて、なんとも
のどかな週末の雰囲気を醸し出しており、これから
走らなきゃいけないプレッシャーも忘れて、私は
久しぶりに健康的に朝食のサンドイッチを食べていた。

と、ふと左を見た私。

そこには、会社でよく見るような上司の方たち・・・
が歩いているように見えた。

いや、部課長は昨日来ないって言ってたじゃないか。
義理堅く、「応援行けなくてごめんね」っていう、
100%建前だけの薄っぺらい慰めを言い連ねたじゃないか。

だからそう、これは幻影だ。
こんなところで、幻影を見るだなんて、私、そうとう
疲れてるんじゃないか。
何かの強迫観念?

しかし。
コンビニから帰って来た友達が、私に信じられない、
というか、信じたくない事実を告げた。

「お前のところの部課長が来てるぞ!」

え?
なにそれ。え?

「いや、いるはずないじゃん。だって来ないって…」

しかし。その時である。

「おーい!おはよう!」

え?今度は幻聴?

いや、幻聴でも幻影でもない。
確かにそこにはうちの部課長様が。
課長様はわざわざお子様まで連れて、マイホームパパっぷりを
アピールしている。

こいつら。
会社行事なんて、全然興味もないくせに。

どうせ、昨日の夜、醜い応酬があったんだろう。
えらい部長様から、なんで俺は行くのにお前は来れないのか
と普通の部長様が言われて、そして、その部長様が課長様に
言うのだ。
「おれが行けてお前が行けないわけないだろう」と。

そんな場面を想像してしまったら最後、のどかな土曜の
河川敷の朝は、これで丸つぶれである。
駅伝が急に会社の業務みたいに、重苦しいものになってきた。

「・・・お、おはようございます」

営業スマイルもままならず、ひきつった笑顔でこたえる私。
呆れて笑顔を返す気にもならない。

そうして、呆れているうちに、部課長の本日のターゲットで
あるところの偉い部長様がやってきて、即座に2人は部長様の
フォローに入る。

そんな義理と忠誠心の応酬なんて見ていられない私たちは、
とりあえず彼らと距離を置くために、アップに出かけることに
した。

素晴らしい青空が、どんよりとした曇り空に見えてきた、
駅伝直前の土曜の朝の出来事。

駅伝本番はまた今度。

2008年11月11日 (火)

ひとりぼっちの夜と苺

ひたすら騒ぎまくった週末は、
それが楽しければ楽しいほど、
月曜がつらいもの。

その月曜が、わけのわからない親父たちに
ひっかきまわされて振り回されて、終電になって、
しかも乗り過ごして無駄にタクシー乗ってしまったり
なんかしたら、それっこそ泣きたい気分である。

(月曜はなぜか乗り過ごしてしまう私)

そうして半泣きで家に帰ってくると、
玄関にビニール袋がかかっていた。

一瞬おののく。

でも、そういえば私が頼んだのだった。

バイト先の喫茶店でイチゴをもらったから
おすそ分けしてくれると妹は言うのだが、
月曜はどうしたって早く帰ってこれないから、
じゃあポストに入れておくか、玄関のノブにかけて
おいて
って、私が頼んだのだった。

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わーい♪イチゴだ☆
と、ハイテンションで苺を食べ始めたものの、
強がっていられたのは最初のうちだけ。

一人わびしく真夜中に食べるは、
ちょっと古くなってるけども、甘くて酸っぱくて
冷たいはずなのに、なんだかあったかい気がして、
ただでさえ半泣きの私は、気づけばしくしくと
ぐすぐすと泣いているのだった。

疲れてるんじゃないもん。
苺が酸っぱいからいけないんだもん。

そうやってごまかしながらも、涙はどんどん出てきて、
こんな一人ぼっちの夜に、せめて、自分で買ってきた
ものばかりじゃなくて、人からもらったものを食べれるって
幸せだなぁ
と思うのであった。

さて、明日もがんばるかな。

2008年11月 8日 (土)

クラブチームの効果

スポーツ観戦は、実は苦手だ。

そもそもルールが分からないし、2時間も生中継を
見ていても、いつの瞬間が面白いのか全然分からない。

結局は、スポーツはやってる人が面白ければ
それでよいのであって、人に見せるための作品では
ないと思うのである。

そんな、ただでさえスポーツ観戦に対して
懐疑的な私の会社に、ラグビー部が発足したのは
去年のこと。

なんでよりによってラグビー部。
野球とかサッカーとか、もう少しメジャーな
スポーツにすればまだ盛り上がるだろうに、
どうしてラグビー部。

しかし会社の上層部は、ラグビー部に異常に力を
入れているようだった。

試合のたびに結果を社員全員にメルマガで報告してきたり、
アンケートで名前を応募してみたり、グッズを作ってみたり。

それでも、私はどこまでも懐疑的だった。
ラグビーなんて何のことやら全然分からない。

しかし。
ラグビー部の存在は気づけば私の身近なところまで
どんどん近付いていたのだ。

部署の中に、なんだかやたらと図体の大きな男たち
増えてきたと思ったら、その男たちは実はラグビー部
部員であって、午前中仕事して、午後はグラウンドで
ラグビーやって、週末は試合をしているというのである。

そして、部員が近くに来て、身近な存在になったから
なのか、気づけばみんな、
「来週はラグビー観に行くんだ♪」
と、なんだかうきうきしているのであった。

え?なんなのみんな。
この前までラグビーの話題なんて全然なかったじゃないか。

一緒に行く?
と言われると、全然興味はないのに、なんだか
行かないと社員としてイケナイことしているような
変な気分になってくる。

でも、観戦するにしても、全く知らないのだ。
ラグビーのルールなんて。
アメフトとラグビーって何が違うの?

と、飲みながらアウトドア派男子に質問をして、
何とか最小限の知識をたたきこむ。

・アメフトはボールを前にパスしていいけど、
 ラグビーは後ろにしかパスしちゃいけない。

 (キックは前にしてよいんだそうな)

と、本当に最小限の知識を得て、自信を持った私は
小雨の中、ラグビー場に向かう。

スポーツ観戦初心者過ぎる私は、勝手に芝生の上にしゃがんで
観戦するものだと思い、ジーパンにスニーカーにウエストポーチ、
という、やたらとスポーティーな恰好で出てきてしまったが、
意外にもきちんと屋根も座席も用意されていた。

ラグビー場の入口にはチームのブースがあり、
ファンクラブ(?)の入会申込書とともに、タオルやら
応援する細長い風船みたいなやつやらなんだか
グッズをたくさんいただいた上に、会員は1000円の
チケットがただ

会場にはやたらと広告会社の人がスタンバってる
うえに、広報関係のトップの人やら、関係ない部署
だけど会社じゃ結構偉い人やら、挙句の果てには
副社長まで、なんだかそうそうたるメンバーを取りそろえて
おり、前代未聞の力の入れようである。

そうしてラグビーとは全然関係のない所に目を
奪われているうちに、選手たちがコートに現れて、
試合がはじまった。

Cimg0068

盛り上がってるって言ってもねー、まだ2年目だもんねー、
まぁ勝てなくても仕方ないよねー
、とか、なめてかかって
いた昨日の私。
なんとあさはかであったことだろう。

ルールは分からないけど、明らかに敵陣にぐんぐん
攻め込んでいくうちのチーム。
どんな素人の目から見ても、うちのチームが、内輪の
ひいき目でなくて本当に強いらしいというのは明らかであった。

敵チームにがんがんぶつかられながら、もみくちゃに
されながら、それでもめげずに前へ前へ走っていく
あの姿は、全然分からなくても純粋に素晴らしいと
思うのであった。

Cimg0073

そして、すげーすげーと騒いでいる間に、うちの
チームは断然優位に前半を折り返し(ラグビーは
40分ごとに前半と後半を分けているらしい)

休憩時間にはグループ会社のチアリーディング
方たちもパフォーマンスを披露して、社員だらけの
観客席はみんなで風船みたいなのがんがん
鳴らして、なんだかやたらと一体感が満ちて来た。

後半の最後のほうで敵チームの総攻撃に合って、
点数差は若干縮まったものの、前半のリードを
守って、私の予想を大きく裏切って、うちのチームが
大勝利

こちら側に並んで挨拶する選手の皆さんと観客席を
見比べて、私はやっとわかった気がした。
うちの上層部が、ラグビー部、というか、クラブチームを
作った意味
を。

大きくなりすぎて、気づけば組織が違えば違う会社
みたいになってしまったうちの会社。
みんな自分の仕事は好きでやってるかもしれないし、
誇りもあるのかもしれないが、他の組織のことは
なんだかよく分からないし、理解する気もあまりなく。

でも、ラグビー部を作ることによって、
全然違う組織の人たちがラグビー見に集まって、
みんなで一つのもの応援して団結する。
そうやって、会社として一つになる瞬間
作りたかったんじゃないか。

いつもよく分からない経営戦略ばかり立てて、
逆に迷惑な時もかなりあるのだけど、このときばかりは、
あいつらも、たまにはいいこと企画するんだな、と
感服したのであった。

ま、どっちにしろ、最後までルールは全然
分からなかったんだけど。

2008年11月 6日 (木)

バッシュと駅伝の関係性

バスケのときに使っていた体育館履き、というか
ランニングシューズが、このたび使えなくなって
しまった。

いや別に、真夜中にすきやき定食食べて、
吉野家に忘れてきたとかそういう理由じゃなくて。
(マフラーは忘れたけど)

体育館履きにしていたランニングシューズを、
このたび外で履くことにしたのだ

なぜ外で履くことにしたかって。
それはですね。。。

このたび、駅伝大会に出ることになってしまったから。

「自称病み上がり」の私のところに駅伝大会の
話が舞い込んできたのは、10月の初め、ってことは、
まだ会社に復帰して1、2週間のことだろうか。

それは、部署内の駅伝実行委員会(?)裏名簿(?)
私の名前が載っているというふれこみであった。

夏にみんなで飲みながら、
「駅伝出てみない?」
「えーでも私全然走れないですよー 笑」
「だーいじょうぶだよー、練習すればー。」
とか、そういうたわいもない会話はしたような気もする。

でも、まさかそれで名簿に載っているとは。

ありえない。そんなことは絶対に。
だって、私走るの苦手だし。
なんたって、病み上がりだし。

だから、聞かなかったことにした。
必死で耳をふさいで、名簿の存在も確認することなく。

敵は、気づいたらしい。
噂から攻める、という間接的な手段を使っても、私の
心は動かせないってことに。

しかし、そのときの敵はさるものだった。
よりによって、同期を派遣してくるとは。

同期に、「走るよね?走れるよね?」って
聞かれたら、走らないわけにいかないだろう。

それに、敵は必殺カードを出してきたのだ。
「女子は、半分の距離で大丈夫だから」って。

男子が1人で走らないといけない距離を女子なら
2人で走ってもいいんだそうな。
だから、ふつうは男子5人で走るところを、
男子4人、女子2人の計6人とかで走れば、
女子はたいしてきつくないし、チーム的には
タイムが伸びるんじゃないかと。

確かに。
それなら大丈夫かも。
女子も1人だと心細いけど、2人なら心強い。

そうして、私はその週末から、体育館履きを
ジョギング用のシューズにして走り始めたのだった。
女子が2人出る、というのはなんの確約もない、
私を駅伝に出すためのまやかしの言葉だった
ことに
その時は気づくこともなく。

最初のうちは散々なものだった。
走り出して3分で腹が痛くなり、1kmも走るとこれ以上は
にっちもさっちも走り続けられなくなる。
だから、ジョギングと言ってもほぼウォーキング
そして次の日は激しい筋肉痛

それでも、なんとかかんとか土日のどちらか1日、
3連休のときは初日と最終日の2日、とノルマを
自分に課して、地道にジョギングを続けたのだった。

その地道な努力が実ってきたと感じたのは10月の
終わり。

とある確実な変化に私は気づいた。
筋肉痛が、出ないのだ

最初は老化かと思ったのだ。
次の日じゃなくて、その次の日にやってくる。
20代にしてそんな日がやってきてしまったのではないかと。

でも、何日たっても筋肉痛はやってくることなく、
元気そのものの私の脚。

やったぞ。一つ壁を越えた。
Yes,we did!
(大統領選挙風に)

そして11月の初め。
来るバスケの練習のために、バスケットシューズ
購入したのだった。

Cimg0064

男性用のバッシュは山ほど売っているのに、
女子用のバッシュは種類がほとんどないらしい。

ネットで調べて行ったお店にも、NIKEのコーナーに
置いてあった女子用のバッシュは3種類だけ。

バスケって、女子にそんなに人気ないんだっけ?

とか思いながら遅れて駆け込んだバスケ練習中の
体育館。

その日は20人くらいの参加者がいたのだが、
そのうち半分は女子である。

人気、あるよな。やっぱり。
もうちょっと女子用の靴作ってもいいよな。

さてさて。
1ヶ月、週1回ジョギングをやった成果を、バスケという
とてつもない運動量のスポーツで試す時が来た。

えへん!
と私はきらきらと新しいバッシュをみんなに見せつけ
ながらコートにたった。

しかし。

パスしたボールは敵のチームにあっけなく取られ、
自分へのパスもうまく受け取れず、コートのあっちから
こっちに飛んでいくボールをただふらふらと追いかける
ばかり。

それはまだジョギングを始めていなかった1か月前、
そして、中学の時クラスマッチのバスケ練習中に、
鼻にボールを強打して泣いたあの時と、全然変わらない
無様な私の姿であった。

そんな私の惨めな姿とは逆に、きらきら輝く
バスケットシューズ
ジャージを無駄にのばして、何とかこのきらきらを
隠蔽しようとする私。

その時である。

「あ!そのシューズ、変えたの?」
「ってかすげぇじゃん!エアジョーダンじゃん!」

「・・・・あ、う、うん。体育館履きがなくなっちゃったからね

あは。あははは。
乾いた笑い声が、体育館に響き渡った。

ま、そうだよな。そんなにすぐに結果が出るような
もんじゃないよな。

気を取り直して、また今週末も、地味に走ろう。
そしていつか、エアジョーダンの似合う私になろう。

2008年11月 1日 (土)

料理教室4回目~復帰~

ウイルス騒ぎもひと段落して、会社には復帰し、
10月は残業が60時間

そんなこんなで、仕事には完璧に復帰したようだ。

しかし、ウイルスをきっかけに、崩れてしまったライフ
サイクルがある。

それはたとえば、2週間に一度行っていたマッサージとか。
ウイルスのさなかで、マッサージの予約をしていたのを
すっかり忘れて(しかも2回)、マッサージのおねいさんに
多大な迷惑をかけてしまった挙句、なんだか行きにくく
なってしまった。

そんなライフサイクルの一環に、「料理教室」がある。

この前行ったのはゴーヤチャンプルを作ったお盆前。

9月はフォーを作る予定だったのだが、こちらもウイルス騒ぎの
初期のころであり、治るかも、治んないかも、とか言ってるうちに
その日は過ぎ去ってしまった。

周りにも迷惑をかけた。

一回サボってしまうと、なかなか行きづらくなってしまうもので、
だから10月も、気が引けて「行こう」と言い出せないまま、
過ぎ去ってしまった。

でも、マッサージと違って12回分をすでに前払いしている
料理教室に限っては、このまま二度と行かないわけには
いかない。

だからここは勇気を振り絞って、復帰することにした。

そんなこんなで向かった料理教室。
夕方だから遅れることはないと思っていたのに、
バスケットシューズを選んでいたら、渋谷駅から
料理教室への行き方をすっかり忘れてしまって、
危うく遅刻するところであった。

2か月以上もギャップがあると、すっかり
初々しくなってしまう。

何とかギリギリ滑り込んで、今日のメニューは
ビーフドリアである。

「ポイントはホワイトソースです」

とその先生は言い、私たちは交替で小麦粉と
バターをひたすら混ぜ、そしたら今度は徐々に
牛乳を入れて、またひたすら混ぜ合わせる。

単純な材料の組み合わせが、だんだんと形を
変えていく様を体験するのは面白いのだが、
ひたすら地味で時間がかかる作業である。

しかし。

ふと横を見たとき、私は気づいた。

そこに、HEINZデミグラスソースの
レトルトパック
があることを。

どうして。
どうしてホワイトソースはひたすら地味な作業を
行うのに、デミグラスソースはレトルトなのか

IHのクッキングヒーターは、1グループに2つづつ
あるから、デミグラスソースだって、時間内に
作ろうと思えば作れる気がするのに、デミグラス
ソースはやっぱりレトルト。

肉を炒めて、赤ワインを加えるという本格的な
ことまであるのに、そこにさらに加えるのは、
レトルトのデミグラスソース
入れるときに心が痛んだ。

でもそんなことを気にしているのは私だけのようで、
生徒たちは、
「赤ワインが家になかったらどうしたらいいんだ」
とか、
「ホワイトソースは市販のやつを使っても問題ないのか」
とか、そういうどうでもいいことは聞くのに、なぜ
デミグラスソースがレトルトパックなのかどうかに
ついては誰も尋ねない。

そのまま気づけば料理は出来上がり、疑問を残した
まま試食に入る。

Dvc00019_2

盛りつけを  きれいにするコツは、
端っこにブロッコリーを入れて、ホワイトソースも
端から回して入れて、最後に真ん中にデミグラスソース
を乗っけることらしい。

でも、レトルトだもんなー、とか思いつつ、
いぶかしげに一口食べてみると。

うまい!

うまいのだよこのドリア。

どこがうまいって、真ん中のデミグラスエリア
激うまいのである。

うまさの秘訣は、隠し味の赤ワインだろうか。
それとも・・・

レトルトのデミグラスソース?

いつもやすっちいメーカーのデミグラスソース
(それはケチャップに毛の生えたような)を食している私に
とって、HEINZをきっちり味わえたことが、今日
一番の収穫であった気がする。

ああうまかったうまかった

と、横を見ると、半分もドリアを残している失礼な
輩がいるではないか。

もったいない。なんともったいない。
これではHEINZさまに申し訳がたたないじゃないか。

というわけで、隣のグラタン皿をひったくる。

Dvc00020

ああうまい。おいしいなぁ。

と、1.5人前のドリアを完食したのだった。
これだけ食べれれば、もうウイルスからは完全復帰だろう。

ああ料理の秋、食欲の秋。

※ちなみに、友達の話によると、HEINTZのデミグラスソースは、
 メーカーから支給された提携商品だということらしい。

 たしかに。
 レシピにも載っているじゃないか。

Cimg0063

うーん、大人の事情。

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