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2007年11月13日 (火)

親子の宿命

夜遅く家にたどり着き、
昨日のご飯があまっていたので、
超簡単だけど、満腹になる夕食を
作成し、いただきます。。。




その瞬間、私の目の前には、ある情景が
思い浮かんだのだった。

私の出身地は、どういう統計に基づいたものか
全然分からないが、
「全国で一番サバ缶を消費する市町村ランキング」
1位なんだそうな。

「竹の子+サバ缶汁」という、私の中では
かなり当たり前のメニューであったものが、実はうちの
地元でしか作られない料理であることが主な理由らしいのだが、
うちの父も、サバ缶の消費量アップに、少なからず尽力
していると思う。

なにしろうちの父、2日に1缶はサバ缶を平らげる。
別に、そんなにしょっちゅう竹の子汁を作っているわけじゃない。
ご飯のお供に、サバ缶をそのまま食べるのだ

母がどんなに手の込んだおかずを作っておいても、
夜遅く帰ってきた父は、母の作ったおかずには
ほとんど手をつけず、熱燗を飲みながら、サバ缶と
ご飯をひたすら食べ続ける。

せめて、サバ缶をお皿に盛ればいいと思うんだが、
父は、サバ缶のふたを開けて、そこにしょうゆをぶっこみ、
そのまま食べる。

そして、それだけでは足りなかったとき、
父は、おもむろに台所に出かけていく。
そして、いつもの引き出しを開けて、お湯を沸かし、
待つこと3分。

そう。父は、すでにご飯を食べ終わったあとにも
かかわらず、腹を満たすために、カップ麺
自分で作るのだ。

どうやら、父のこの食生活は、若かりし頃の一人暮らしの
ときに身についたらしい。
お金もなければ、たいした料理もできない。
そういう状況をなんとか乗り越えるための、
苦渋のメニューだったらしいのだ。

そして、その後30年たった今でも、あの頃の
貧乏メニューが忘れられず、今に至るというわけだ。

そして父は、サバ缶とご飯とカップ麺を平らげながら、
夜中のニュースを見て、私にコメンテーターのような
解説をするのであった。。。




そして、私の目の前の食卓に戻ると、
食卓に並ぶ夕飯は、

シーチキンの缶詰を缶ごとフライパンであっためて
 しょうゆをぶっかけたもの
・ご飯
緑のたぬき

・・・似ている。
微妙に違うけど、でも明らかに似ている。
サバ缶がシーチキンになっただけ。
しかも、シーチキンはやっぱり缶ごと食卓に並んでるし。

昔は、なんて健康に悪そうなメニューだろうと思ったのに、
一人暮らし生活が長くなってくると、どうしてこうも似て
しまうのだろう。

さらに、私の視界の先にはNEWS JAPAN
見てる番組まで、一緒。。。

父よ。
あなたの晩酌用熱燗を毎晩作っていた娘は、
着実にあなたと同じ道を歩んでいます。
このように無駄なところまでしっかりと。。。

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